「転職者が選ぶ、人事評価が適切な企業ランキング」トップ30社の企業風土...「給料に上限なし」「全社員の悩みまで情報開示」「新卒でもすぐ上司に」

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   誰でもしっかり働いた分、正当に評価されたい。それがかなわず転職する人も多い。そして、「ああ、この会社に転職して本当によかった~!」と、新天地で自分を正しく認められる喜び......。

   転職のためのジョブマーケット・プラットフォーム「OpenWork」を運営するオープンワーク(東京都渋谷区)が「中途入社者23万人が選ぶ『人事評価が適正な企業ランキング』」を、2022年5月31日に発表した。

   上位30社に入った企業は、どんな人事評価システムや社内風土で転職者のやる気を引き出しているのか。23万人のクチコミから浮かぶ特徴は?

  • 本当にいい会社に転職してよかった!(写真はイメージ)
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1位は、IT専門コンサルのケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ

   「OpenWork」は、社会人の会員ユーザーが自分の勤め先の企業や官庁など職場の情報を投稿する国内最大規模のクチコミサイト。会員数は約560万人(2023年4月末時点)という。

   「OpenWork」では、企業の評価を「待遇面の満足度」「社員の士気」「風通しの良さ」「社員の相互尊重」「20代成長環境」「人材の長期育成」「法令順守意識」「人事評価の適正感」の8つの指標を5段階で評価している。

   今回の調査では、8つの指標のうち特に「人事評価の適正感」に注目して、23万人の中途入社した社員による会社評価スコアでランキングを作成した。「人事評価の適正感」では、業務成果やパフォーマンスなどに対する評価の適正度をさらに5段階評価でスコア化している。

   近年、転職者が増加しており、多くの企業では、「生え抜き社員」だけでなく、さまざまなバックグラウンドを持つ社員がそれぞれの強みを生かしながら働いている。どんな立場や経歴を持つ社員でも公平に人事評価することが、企業経営で重要になっている。

   調査の結果、1位に日本を本拠地とする多国籍のIT専門コンサルティング会社ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ、2位に米国のプルデンシャル生命保険、3位に日本の電子装置メーカーのネオ・コーポレーション、4位に日本の就職支援サービスのワンキャリア、5位に米国の巨大IT企業のFacebook Japanが入った。

   また、6位に日本の人材サービスのキージェント、7位に日本の広告代理業のLUXURY(ラグジャリー)、8位に米国のコンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社、9位に日本のインターネット事業のTechouse(テックハウス)、10位に米国のコンサルティング会社A.T.カーニーがランクインした【図表】。

   ランキング全体では、コンサルティング、金融、メーカー、不動産、インターネットサービスなど、業界業種を問わず多種多様な企業が並んだ。集計対象データ全体の「人事評価の適正感」スコアの平均点が、5点満点中で2.82だったのに対し、トップ30社の平均点は4.32と、全体と比べ1.5倍以上の高得点だ。

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(図表)中途入社者23万人が選ぶ「人事評価が適正な企業ランキング」(OpenWorkの作成)
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