ポータルサイトで「終活ワンストップサービス」を提供
鎌倉新書は「終活事業」の単一セグメントですが、有価証券報告書には「終活事業」と「終活関連書籍出版事業」のサービス区分別の売上高が記載されています。
また有報には、終活事業の内訳として「お墓事業」「葬祭事業」「仏壇事業」「相続事業」「介護事業」「官民協動事業」「その他」という区分が示されています。
2023年1月期の売上高構成比は、「お墓事業」が37.8%、「葬祭事業」が21.5%、「相続事業」が10.9%、「介護事業」が8.6%、「仏壇事業」が6.9%、「官民協動事業」が5.4%、「その他事業」が7.6%、「書籍事業」が1.3%です。
鎌倉新書のビジネスモデルは、優良事業者とユーザーをつなぐ「終活ワンストップサービスの提供」です。
ポータルサイト「いい葬儀」「いいお墓」「いい仏壇」「いい相続」などを開設し、寺院や石材店、葬儀社、仏壇店などの情報を無料で掲載して、高齢者とその家族を紹介し、成約した場合に手数料を受け取ります。
インターネット以外でも、顧客向けセミナーを実施したり、配賦用チラシや小冊子を作成したり、出版物を刊行したり、業界調査レポートを出したり、動画データベースを作成したり、コンテンツの伝達手法はさまざまです。
紹介はメールだけでなく、電話(24時間無料相談)やチャットなどでも対応。現在では、上記ポータルから派生して「いい保険」「いいマネープラン」「いい不動産」「いい遺品整理」「いいお坊さん」「いい介護」などラインナップを充実させています。