アフターコロナで経営トップは「危機意識」...「新規事業」立ち上げ相談増える どうしたら事業のネタは見つかるか?(高城幸司)

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新規事業も、will-can-mustのフレームで考える

   まずは、いい機会と捉えて、取り組んでみるべきでしょう。会社が現場に期待している証です。可能な範囲でやってみる。

   そのときに、就職活動やキャリア形成など目標設定におけるさまざまなシーンで活用されているwill-can-mustのフレームで新規事業のプランを考えてみてください。

Will:やりたいこと
Can:できること
Must:しなければいけないこと

   これらの3つの要素がバランスよく含まれている枠内で新規事業を考えれば、自分で考えて当事者として関われます。しかも、自分がやりたいことですから、嬉しいことですよね。

   なかでも、ポイントは「Will」。学生時代や職場での仕事を振り返り、「やりたいこと」や「夢」、「目標」などをあげてみましょう。

   これに「Can」として自分と会社のできることをあげてみます。加えて、「Must」で「しなければいけないこと」として会社と自分が求められていることをあげてみましょう。

   会社に関しては、いわゆる企業理念とかをこの機会に見返してみましょう。

   こうしてあげていくと、実現可能でやってみたい、実現できたらいいなと思える新規事業のネタのようなものが、いくつかみえてくるはずです。

   そのネタを掘り下げていくと、1つくらいはプランになるはずです。ぜひとも取り組んでみてください。(高城幸司)

高城幸司(たかぎ・こうじ)
1964年生まれ。リクルートに入社し、通信・ネット関連の営業で6年間トップセールス賞を受賞。その後、日本初の独立起業専門誌「アントレ」を創刊、編集長を務める。2005年に「マネジメント強化を支援する企業」セレブレインの代表取締役社長に就任。近著に『ダメ部下を再生させる上司の技術』(マガジンハウス)、『稼げる人、稼げない人』(PHP新書)。
「高城幸司の社長ブログ」
株式会社セレブレイン
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