「夫婦お互いの頑張りをねぎらい、理解しあう努力をしよう」
――たしかに、妻はどんな貯蓄の方針を持っているのでしょうね。妻にはどんなアドバイスをしますか。
川上敬太郎さん「奥さんは、投稿者さんに毎年多額の貯金をしなければならない理由をきちんと説明したほうがよいと思います。その理由に納得感があれば投稿者さんとしても、快く貯金に協力しやすくなるかもしれません。
逆に、明確な根拠がないのであれば、投稿者さんの言い分も聞いたうえで、お互いが納得できる『身の丈にあった生活水準』のイメージをすり合わせ、共有してはどうでしょうか。目指す生活の姿が共有できれば、引き続き多額の貯金をするにせよ、しないにせよ、お互いに納得感があるはずです。
奥さんには奥さんの考え方があるのだと思いますし、日々家事や育児に頑張っているのでしょう。しかし、投稿者さんは投稿者さんで、しっかり働いて家族の生活費を稼ぎだしてくれています。お互いの頑張りをねぎらいつつ、理解しあう努力をしていただきたいと思います」
――ところで、義父にはアドバイスがありますか。
川上敬太郎さん「当然ながら、義父として娘である投稿者さんの妻のことを思い、守りたいという気持ちもあるのだろうと思います。ただ、投稿者さんは義父と同居しているだけでも気疲れしてしまううえに、お金の使い方や家計収入に対する考え方の相違でかなりのストレスを抱えている可能性があります。
ご自身の考え方を一方的に押しつけてしまうことにならないよう、娘さんと夫、お孫さんたちを含め、同居する家族全員が幸せを感じられるようにするにはどうすればよいかを考え、振る舞っていただきたいと思います」