「大切なことは、夫婦の幸せにとって何が最適かということ」
――さらに、妻に「フルタイムで働いてほしい」と高望みしすぎている。まだ、日本では夫婦共働きに制約が多い。まずは、パートタイムを望んではどうか。そんなにお金がほしいのか......。そんな批判も多かったです。
川上敬太郎さん「妻には妻の価値観や考えがあるはずです。フルタイムで働くかパートで働くかはもちろん、そもそも働くのか否かも含めて、投稿者さんご夫婦にとって最適なバランスを見つけられれば、それでよいのだと思います。
――「イマドキ」のせいにするな、という意見も目立ちました。たとえば、「イマドキの夫婦は妻が働いている、というが、イマドキの夫婦は家を建てるときに実家の援助を得られるわけではない」「イマドキの夫は、しっかり家事育児を担っている。あなたはどうか」といった意見が代表的です。
川上敬太郎さん「イマドキか否かに関わらず、大切なことは投稿者さんご夫妻にとって何が最適かだと思います。もし、夫婦のどちらかが家計の全額を稼ぎ、かつ家事も育児もすべてこなしていて、もう片方は仕事も家事も育児もしていないとしても、それでご夫婦がともに納得し幸せを感じているのであれば、何も問題はないはずです。
家計収入の獲得と家事育児との最適なバランスのあり方は決して1つだけではなく、ご夫婦の数だけ存在します。投稿者さんご夫婦の最大の問題は、その最適なバランスが見つけられていないことだと思います」
このあとも、川上さんのアドバイスが白熱します――。<「イマドキ夫が妻子を養うなんてアリ?」専業主婦の妻に共働き拒否された男性の投稿が炎上! 同居の義父に「家購入」援助されたことが仇に...専門家に聞いた(3)>にまだまだ続きます。
(福田和郎)