学びなおしの必要を感じるスキルは「IT関連技術」「語学力」
調査では、将来のために新しいスキルを身に付けたり、学びなおしたりすることについて聞いた(n=4819)ところ、「必要と感じる」と答えた人は42.8%だった。
年代別でみると、40代が最も多い55.7%と半数以上が「必要」と回答。次いで、50代の47.5%、60代、70代のシニア層も約2~3割の人が必要性を感じていることがわかった。【図4参照】
学びなおしが「必要と感じる」人(n=2062)に、その理由を聞いたところ、「収入を増やしたいため」と答えた人が51.4%と最も多く、前年比で10.6ポイントと大幅に増えている。
次いで、「自分ができる仕事の幅を広げたいため」が51.1%で続いた。前年比で0.3ポイントと、わずかだが増えた。また、「明確な理由はないが、不安を感じるため」と答えた人が、前年比で5.2ポイント増えて33.6%となっており、「不透明な社会への不安が垣間見える結果となった」と、マイナビはみている。
半面、「現在の仕事に生かしたいため」と答えた人は16.3%と、前年から5.0ポイントも減った。【図5参照】
学び直しが必要と感じる最も当てはまる理由で、「収入を増やしたいため」と答えた人(n=650)に、どのようなスキルを身に着けたいか(自由回答)を聞いたところ、多かったのは「パソコンスキル」や「IT技術」などのIT関連のスキルだった。
また、高齢化が進む中で需要が増していく「介護・福祉」や「大型運転免許」、さらに「英語・語学」や「コミュニケーション能力」などのコミュニケーションに役立つスキルなどもあがった。【図6参照】