専門家「ライフスタイルの変化に合わせた賃貸か、資産としての持ち家か」
つぎに、共働き夫婦が求めている住まいのサイズを調べてみると、賃貸では「2LDK」が最多で「37.9%」。「2DK」と「1LDK」が同率で「15.5%」、「3LDK」が「15.1%」と続いた。
購入を検討している人の結果を見てみると、最多は「3LDK」で「40.8%」、「4LDK」が「28.0%」、「2LDK」が「19.7%」の順となり、購入派の方が大きな間取りを欲しているようだ。
賃貸と購入を検討する共働き夫婦それぞれに、物件を探す理由を聞いてみると、賃貸は「ライフスタイルに合わせて住替えしやすいから」が「22.8%」で最多となった。
かたや、購入は「自分たちの資産になるから」が「25.7%」となった。
同社では
「賃貸を検討する夫婦はライフスタイルの変化、購入を検討する夫婦はライフプラン・マネープランを意識しながら、将来を見据えた住まい探しをしていることが読み取れます」
と解説している。
また、現在検討している物件は新築か中古かを購入検討者218人に聞いてみると、新築は「36.1%」、中古は「18.8%」、分からないが「45.1%」となった。つづいて、今後の引っ越しの移行について聞くと、今探している家に「定住したいと思う」が「45.4%」、「いずれ住み替えたいと思う」が「18.8%」。同社は「『いずれ住み替えたいと思う』を選択した人に理由と聞くと、『ライフスタイルに合った家に住みたいから』が最多で43.9%でした」と説明している。
このほか、物件購入の不安について聞き取りすると、購入検討者の218人のうち、「28.4%」が「住宅ローンが完済できるか」に不安を感じているようだ。次いで、「災害が起こらないか」(26.1%)、「理想の住まいが購入できるか」(19.7%)、「住宅ローンを組むにあたり、金利が上昇するか」(18.8%)といった内容となり、高額なローンの返済に不安を感じている人が多いようだ。