世界86%の企業がさらなるテクノロジー求める 理由は、競合に追い抜かれる恐怖
最後に、「テクノロジー」に基点を置いたイノベーションの項目を見てみると、圧倒的多数(全世界86%。日本国内62%)の企業・組織はイノベーションの目標実現のためのテクノロジーを求めていた。
逆に、全世界「57%」、国内「55%」の企業は自社・自組織のテクノロジーが最先端のものではなく、競合に後れを取ることを危惧しているという結果が出ている。
さらに、ほぼすべての領域において、可能性を最大限に引き出すうえで最大の障壁となっているのは「複雑さ」であるという回答が挙がった。
同社では
「例えば、クラウドプラットフォームやアプリケーション、ツールなどを組み合わせた結果として、偶然マルチクラウド環境に到達したという企業・組織の数が非常に多く、その複雑さが時間とコスト、またイノベーションの貴重な機会を失うことにつながっています」
と解説している。
同社はまとめとして
「ビジネスには『革新的なアイデア+テクノロジー=インパクト』という強力な公式があります。しかし、企業・組織には影響を与えるいくつもの依存関係があり、多くの場合、大きなひらめきの瞬間を待ち続けています。
さらに、小さな実用的なアイデアが大きな生産性、収益性、目的の実現につながる波及効果を生み出すことがある。適切なプロセスとテクノロジーを生かすためにも、人材・プロセス・テクノロジーの3つがそろって初めて価値が生み出されるのです」
と説明している。