ビジネスパーソンにとって30代、40代は、上司もいて、部下もいて、あるいは周囲の活躍も気になって...という悩み多き世代ではないでしょうか。
当コラム「その仕事の悩み、こんなふうに考えてみよう。」では、キャリアや生活にまつわる悩みに、組織や人材開発、コーチングに詳しい「ひろ子ママ」が、アドバイスやエールをお送りしていきます。
◆きょうのお悩み
きょうはNさんが、こんな悩みを抱えていらっしゃいました。
お得だと思い、数年前から複数のスマホのキャッシュレス決済や、ポイ活を活用してきました。でも、だんだんと普段使いの決済方法が固定してきたので、使わなくなってそのまま放置しているものもあります。何かのキャンペーンがある際に使うかなと思いながらも残したままにしていますが、結局、使わないものですね。わずかですが、残高が残ったままになっているからもったいないな、と思いながらも、使うタイミングがありません。
忘れたままの残高や期限切れて消えたポイントも
Nさんと同様に、キャッシュレス決済が導入されはじめたタイミングで、複数の会社のサービスを使ってみた人も多かったことでしょう。当初は、1回の買い物で20%還元など高還元率のキャンペーンもありましたからね。
Nさんのように、私も普段は2?3種類を使い分けながら使っています。使わなくなったサービスもありますね。ひしぶりにアプリを開いてみると、数千円分が入っていて、「ラッキー」と思ったこともありました。
しかし、そのまま忘れてしまっている数十円?数千円もあるかもしれません。また、覚えてはいるものの残高が少なく使い切れずに残ったままであることもあるでしょう。
そのほか、期間限定のポイントの期限がいつの間にかきれてしまった、という悔しい思いをした方もいるかもしれませんね。残高やポイントも合わせると、バカにはできないので、せっかくなのに使いきってしまいましょう。
残高は現金との組み合わせで使い切る
キャッシュレス決済の残高が少なくなったけど、使い切れないからチャージして使いきろうと試した人もいるでしょう。結局、また数十円残高が残ってはチャージしてと、同じループの繰り返しや放置状態になってしまったのではないでしょうか。そこで、残高を使いきってしまう方法を紹介します。
コンビニや郵便局では、残高と現金の組み合わせで支払うことができることが多いです。そのほかでも、現金との組み合わせができるお店もあるので、お支払い前に確認してみましょう。自動チャージの設定になっている場合は、設定の変更もしておきましょう。
また、期間限定のポイントの場合、サイトで使う際には現金だけでなくクレジット払いと併用が可能なことが多いです。欲しいものがなかったとしたら、誰かのプレゼントとしてポイントを使ってしまうのもいいですね。ガソリンスタンドや飲食店でも使えたりするポイントもあるので、意外と身近に使い道はあるので、諦めずに使い切ってしまいましょう。
どうしても使いようがない時には、ポイント募金に使ってみましょう。1円、1ポイント単位から使えるものも多いので、「損した」という気持ちは薄まるはず。「よいことをした」という気持ちになれるかもしれないですね。
増やしたものを減らすことも大事
使っていないままの銀行口座も同じです。同じ銀行同士だと手数料がかからないという理由で銀行口座を作ったものの、ほとんど使っていない口座もあるのではないでしょうか。
ATMでは千円単位でした引き出しができないこともあるので、口座に数百円程度残っていることもあります。もし数年使っていないのであれば、窓口で解約手続きをしてしまいましょう。スッキリしますし、残高もその際に戻してもらえますよ。
ある一定の期間放置された口座は「休眠口座」と認定され、口座が消滅したり、手数料が取られたりするケースもあります。
引っ越し前の地域にあった銀行口座に数十万円入りっぱなしだったということも聞いたことがあるので、近くに銀行の窓口がない場合はコールセンターなどに相談してみましょう。
私も15年くらい前の口座に1500円くらい入っていて、キャッシュカードでは引き出しができなくなっていました。解約した際にお金が戻ってきましたよ。
お得だと思って増やしてしまったサービスや銀行口座、ここ数年使っていなければ残高を使ったり、解約したりスッキリさせてみましょう。(ひろ子ママ)