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「生まれ変わっても一緒になりたい」夫の5割OK、妻の3割ノー

還暦祝い(写真はイメージ)
還暦祝い(写真はイメージ)

   ところで、還暦まで一緒に人生を歩んだ夫婦の仲も、本音を探るとビミョーであることがわかった。

   配偶者がいる人に「生まれ変わっても、今のパートナーと一緒になりたいか」を聞くと、「一緒になりたい」と「どちらかといえば一緒になりたい」を合計した割合は、男性では5割以上の50.6%、女性では4割以下の37.8%となった。

   一方で、「一緒になりたくない」と「どちらかといえば一緒になりたくない」を合計した割合は、男性では約1割の14.5%、女性では約3割の30.9%と、大きな開きがみられる結果となった【図表3】。

(図表3)生まれ変わっても今のパートナーと一緒に暮らしたいか(PGF生命の調査)
(図表3)生まれ変わっても今のパートナーと一緒に暮らしたいか(PGF生命の調査)

   つまり、男性では「この妻ともう一度添い遂げたい」と思っている人のほうが多いのに、女性では「もう、まっぴらご免」と辟易している人のほうが多いわけだ。この夫側の一方的な片思い、内心の違いはどこからくるのか。

   「生まれ変わっても、今のパートナーと一緒になりたい」と答えた人にその理由を聞くと、ここでもビミョーな違いが明らかになった。

   男性では「好きだから」「自分にとって唯一無二の人」「かけがえのない存在」「最高の理解者」「一番わかり合えている仲」「運命だと思っている」という理由が上位に並ぶ。これは、かなりアツアツな表現ばかりで、いまだに恋愛感情を持っている印象を受ける。

   一方、女性では「大好きだから」「一緒にいて気持ちが楽」「一緒にいてストレスがない」「自然体でいられる」「一緒にいて、自分らしくいられる」「居心地が良い」という理由が上位に並ぶ。こちらは、恋愛感情の情熱はとっくに終わり、ストレスのない、居心地の良い夫婦関係を重視している印象を受ける。

   男性のほうは、一歩間違うと思い込みになりかねないが、女性のほうは、クールに夫との距離感の良さを味わっている。その違いが、「生まれ変わっても一緒にいたいかどうか」の大きな差に表れているようだ。

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