コンサルタントの職位とは?
コンサルタントの職位は、どうなっているのだろうか。
コンサルタントのトップの「パートナー」の平均年齢は40代。そして、大型案件の担当となる「ディレクター」は40歳程度。プロジェクトの進行・管理を行う「マネージャー」は20代後半から30代。プロジェクトの現場リーダーとなる「コンサルタント」は20代。また、「アナリスト職」は新卒や中途採用社員のスタートとなる職位だ。 アナリスト職は修業期間のイメージだが、成果に対する期待値は高いという。ミーティングの議事録作成、クライアントにインタビューしながら業務フローの作成、課題を整理しての対応策の検討などを行う。
主要各社の初任給を載せているが、年収約430万~700万円と専門領域によって相場が異なるようだ。他業界と比べ、昇給スピードも早く、20代後半で1000万円超も珍しくない。
若手コンサルの1日の時間の使い方の例を紹介している。議事録の作成やミーティングに使う資料の準備などに追われる日々だ。それとともにプロジェクトとは関係のない分野の勉強もしているようだ。
コンサルタントに求められる4つのマインドを挙げている。
1 本質思考・成果主義 仕事の本質的な目的を理解し、全体像を把握。
2 プロフェッショナリズム 高い向上心で日々その知識・スキルを磨き続ける
3 クライアントファースト 常に、クライアントの期待に応えるために何をすべきか考え続ける
4 メンタル・シンキングタフネス 高いプレッシャーにも耐えられる「精神的なタフさ」や、難題に向き合い続けられる「思考的なタフさ」が必要
コンサルタントは、ロジカルシンキング(論理的思考)をベースとして物事を考えている。そのために必須となる、要素を構造化する「ロジックツリー」や、ロジカルに物事を伝えるため、結論から話す「アンサーファースト」や事実を明確にする「ファクトベース」について本書では説明している。 また、「情報収集」「内容の構造化・目次化」「作成・推敲」「第三者レビュー」の流れからなる、効率的なドキュメントのつくり方も参考になるだろう。