FIREに必要な金額はいくら? 必要なこと3選は「投資」「節約」「副業」

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   資産運用で早期のリタイアを実現する「FIRE」に向けて、そのために必要な行動とはどんなものがあるのだろうか?

   AlbaLink(東京都江東区)が2023年5月16日に発表した「FIREに関する意識調査」男女500人アンケート調査によると、「FIRE」をしたいと思う人は78%と過半数を超えていることがわかった。

   理由を見てみると、「仕事や会社から解放されたい」、「時間を自由に使いたい」、「好きなことをして暮らしていきたい」などの意見が上がり、ビジネスパーソンが高い関心を寄せている実態が明らかになった。

  • 「FIRE」したいと思いますか?(写真はイメージです)
    「FIRE」したいと思いますか?(写真はイメージです)
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FIREしたい理由1位は「仕事や会社から解放されたい」、2位は「時間を自由に使いたい」、3位は「好きなことをして暮らしていきたい」

   この調査は2023年4月22日から27日までの期間、現在働いている人500人(男性271人、女性229)人をインターネット調査したもの。

   なお、回答者の年代は10代が「0.4%」、20代が「18.0%」、30代が「35.8%」、40代が「30.0%」、50代が「12.8%」、60代以上が「3.0%」となった。

(アルバリンクの作成)
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   はじめに、「FIRE」をしたいと思うかを聞いたところ、「とても思う」は「52.6%」で、「まあ思う」は「25.4%」となり、合わせて「78.0%」の人が「FIRE」をしたいと考えていることがわかった。

   ちなみに、「FIRE」をしたくないという人からは、「生活が不安定だと思うから」などの意見が寄せられた。

   投資の運用益が主な収入源となることから、安定して生活費を得られるかわからない不安があるのだろうか。

(アルバリンクの作成)
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   続いて、「FIRE」をしたい理由を尋ねてみると、1位は「仕事・会社から解放されたい」(137人)、2位は「時間を自由に使いたい」(106人)、3位は「好きなことをして暮らしたい」(53人)という順位になった。

   「仕事・会社から解放されたい」と答えた人からは、

・仕事がおもしろくなく、苦痛でしかないから(28歳 男性)
・会社に縛られたくないため(30歳 男性)
・生活するために仕方なく仕事をしているから、生活に必要なお金が充分あれば働きたくない(54歳 女性)

   などの意見が上がった。

   このほかの意見を見ても、大きく分けると「働くことそのものに嫌気がさしている人」と「会社・職場にうんざりしている人」がいるようだ。

   「時間を自由に使いたい」と答えた人からは、

・自分の体を使わずにお金を稼げるようになれば、時間にとらわれずに生活でき、趣味に時間を使えるから(24歳 男性)
・自由な時間を手に入れられるのが魅力的(38歳 男性)
・自分の時間をゆったり使ってみたいと思います(53歳 女性)

   などの意見が寄せられた。労働時間が長いと、「自分の時間がない」「家族と過ごす時間を大切にできない」などと感じることもあるのでは?

   3位の「好きなことをして暮らしたい」では、

・「自分のやりたいことを最優先できる生活」を経験したい(27歳 男性)
・「やらなければいけないこと」ではなく、やってみたいことに集中したい(38歳 男性)
・早めにリタイアして、体が元気なうちにいろいろ挑戦したいから(40歳 女性)

   という意見が集まった。

   お金と時間に余裕があれば、趣味や旅行などに打ち込めるが、やってみたいことに体力が必要な場合、定年を待っていると「体力的にやりたいことができなくなってしまう」というケースもあるのだろう。

FIREするために必要な金額平均1億900万円 これって高い?安い?

(アルバリンクの作成)
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   つぎに、「FIREするのに必要だと思う資産はいくらか」を尋ねてみると、ボリュームゾーンは「5000万円以上1億円以下」で平均値は1億900万円となった。

   どの人も1億円程度は必要ではないかと考える人が多い。同社では「1億円を年利4%で運用すると、複利などを考慮せず単純に計算して投資収益は年間400万円。ひとり暮らしなら十分でしょうし、夫婦ふたりが贅沢せずに暮らす場合も生活費はカバーできるそう」だとコメントしている。

(アルバリンクの作成)
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   最後に「FIRE」するために必要だと思うことを聞いた。すると、最多は「投資する」(285人)となった。ついで、「家計の見直しと節約」(177人)、「副業する」(139人)という順になった。

   「投資する」と答えた人にさらに詳しく聞くと、

・投資信託などの資産運用(23歳 女性)
・株や不動産投資をする(34歳 女性)
・FXや、土地を購入しての資産運用(49歳 男性)

   などの意見が上がった。

   「家計の見直しと節約」が必要という人に尋ねると、

・生活レベルを上げすぎずに、そもそもの支出を減らす(26歳 男性)
・固定費を見直す(32歳 女性)
・贅沢と無駄をなくすことだと思います(50歳 男性)

   などの意見が寄せられた。

   同社では「ただ無理な節約はストレスが溜まりやすいため、続きにくいと考えられます。『とにかく節約』と考えるのではなく、自分が望むライフスタイルを確立したうえで、必要な生活費を見積もるのがおすすめです」としている。

   調査のまとめとして同社は以下のようにコメントしている。

「『会社や仕事から解放されたい』『自分の時間を大切にしたい』という理由で、FIREを考えている社会人は多数。FIREを目標に、『副業での収入アップ』や『投資』に取り組んでいる人も多いようです。
50代以上からは『今からだとFIREを目指しても無理』という声もありました。しかし若いうちから目標設定してコツコツ取り組んでいけば、FIREは決して夢ではありません。 FIREを目指す方は早めに『資産運用の勉強』『収入アップ』『貯蓄や投資』などに取り組むのがおすすめです」
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