副業には、どのくらい時間を充てている? 稼いでいる額のボリュームゾーンは?

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   興味のある人も多い話題の副業だが、いったいどのくらい稼げるものなのだろうか?

   アフィリエイトの方法を紹介する「afb(アフィビー)」を運営するフォーイット(東京都渋谷区)は2023年5月17日に「副業に充てる時間に関するアンケート」の結果を発表した。

   今回の調査によれば、1日に3時間未満を副業に充てている人は「75%」おり、副業に充てた時間と最高月収は比例する関係にあることが明らかになった。

  • 副業のボリュームゾーンとは?(写真はイメージです)
    副業のボリュームゾーンとは?(写真はイメージです)
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1日に副業に充てている時間「3時間未満」が75.0%

   この調査は、2023年4月26日から5月2日までの間、事前調査で「副業をしたことがある」と回答した18歳~69歳の全国男女488人を対象にネットリサーチを行ったもの。

(フォーイットの作成)
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   はじめに、「副業に充てる時間は1日平均どのくらいですか」と質問。結果、1時間未満は「32.8%」、1時間から3時間未満は「42.2%」、3時間以上6時間未満は「17.6%」となった。副業に充てる時間が3時間未満の人は全体の「75.0%」となり、比較的短い時間で行う傾向があることがわかった。

(フォーイットの作成)
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   続いて、男女、年代別で集計してみると、すべての年代・性別で「3時間未満」と答えた人は7割程度となった。

   それぞれの項目で多いのは、20代女性の「50.0%」が1時間未満、40代男性の「60.0%」が1時間以上3時間未満、60代女性の「24.0%」が3時間以上6時間未満、30代女性の「16.0%」が6時間以上8時間未満を副業に充てているようだ。

   フォーイットでは「年代によってライフスタイルや取り組む副業の種類が変化し、割く時間にも違いが表れていることが推察されます」と指摘している。

(フォーイットの作成)
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   つぎに、未婚と既婚に分けて集計してみると、3時間未満と回答する割合は7割程度となった。6時間から8時間と長時間を副業に充てると回答した人は、未婚者が「8.3%」であるのに対して、既婚者は3.3%と5ポイント減少していることになった。家族との時間や育児などの時間を確保する必要があるため、限られた時間の中で副業に取り組むケースが増えているのだろうか。

(フォーイットの作成)
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   また、世帯年収別で副業に充てている時間を見てみると、世帯年収500万円以下は3時間以上6時間未満が「16.5%」、500万円以上1000万円未満では「17.2%」、1000万円以上は「21.8%」となった。

   1時間以上3時間未満の数値と合わせても、世帯年収が高くなるほどに割合が増えていることがわかった。

副業でどのくらい稼いでる? 5万円未満が61.2%

(フォーイットの作成)
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   引き続き、世帯年収別で副業の種類を調べてみると、世帯年収500万円以下の順位は「ポイントサイト」(38.7%)、「接客のアルバイト」が「23.5%」、「投資」が「16.5%」という結果になった。

   世帯年収500万円以上1000万円未満では、「ポイントサイト」が「35.0%」、「投資」が「25.6%」、「アフィリエイト」が「18.3%」となった。

   1000万円以上の世帯では「アフィリエイト」が「41.6%」、「ポイントサイト」が「36.4%」、「投資」が「33.8%」を占めた。

(フォーイットの作成)
(フォーイットの作成)

   もっとも割合が大きい副業に充てる時間が1時間以上3時間の人たちの最高月収を見てみると、1万円以上5万円未満が「61.2%」、30万円以上50万円未満が「46.2%」、5万円以上10万円未満が「51.2%」あることが明らかになった。

   同社では、

「6時間以上を副業に費やす人は比較的少ないことから、副業はあくまで本業の補完的な存在として捉えている人が多いことが示唆されます。 収入額に関わらず、1日当たり1時間から3時間程度を割く人が多いものの、充てる時間が『1時間未満』の人の8割は収益が出ておらず、『6時間から8時間』充てた人は約3割が50万円から100万円の収益を得ているという結果になっているため、副業に充てる時間と収益の関係は比例していると言える結果となりました」

   と説明している。

   調査の総括として同社では以下のようにまとめている。

「今回の調査では、副業に充てる1日当たりの平均時間は『1時間~3時間未満』が42.2%で最多となりました。また、副業に充てる時間が3時間未満の人は全体の75.0%となり、比較的短い時間で行う傾向があることが分かりました。
副業で稼いだ最高月収の分布を見ると、5万円以下の人が過半数を占め、6時間以上を副業に費やす人は比較的少ないことから、副業はあくまで本業の補完的な存在として捉えている人が多いことが示唆されました」
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