Z世代の「経験者採用」に大切なこと3選 「カジュアル面談」「会社説明会」「スピード感」

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   現在の20代、いわゆるZ世代の「経験者採用」が高まりつつある。では、Z世代の職業観はその以外の世代と違うところはあるのだろうか?

   学情(東京都千代田区)が2023年5月16日に発表した「採用活動」に関する調査によると、実際に採用活動にかかわる人事担当者の約半数がZ世代ならではの考え方や採用活動の変化を感じているという結果が明らかになった。

   Z世代との接触率を高める方法では、「選考案内を迅速に行う」が「77.9%」でダントツだった。このほか、「会社説明会を実施する」、「面接前にカジュアル面談を実施する」など各社ともに人材獲得に力を入れている様子がわかった。

  • エージェントに相談するZ世代(写真はイメージです)
    エージェントに相談するZ世代(写真はイメージです)
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Z世代ならではの職業観・採用の変化を感じる担当者53.0%

   この調査は2023年4月7日から2023年4月21日までの間、企業・団体のうち、経験者採用において、20代を採用している人事担当者を対象に、有効回答数を421件集めた。

   調査の背景として、経験者採用の拡大に伴い、20代を対象にした採用を強化する企業が増えている傾向があり、20代を対象にした経験者採用において、企業が20代のキャリア意向をどのように捉えているか、採用のために取り組んでいることを調査したもの。

(学情の作成)
(学情の作成)

   はじめに、採用活動において「Z世代」ならではの価値観やほかの世代との違い・変化を感じるか質問した。

   その結果、違い・変化を感じると回答した担当者は「53.0%」に上り、過半数となった。感じないと答えた担当者は「15.4%」、わからないと答えたのは「31.6%」となった。

   その理由には、

「成長意欲が高く、経験を積むことやスキルを習得することへの関心が高い」
「やりたいことや、貢献したい課題が明確だと感じる」
「自身の関心と会社の方向性が合致するかを重視する人が多い」
「複数回転職をすることを前提にキャリアを考えている傾向」
「効率を重視する傾向が強く、情報処理能力に長けている」

   などが挙がった。

(学情の作成)
(学情の作成)

   続いて、応募者数を増やすために取り組んでいること、取り組みたいことを聞いてみると、上位は「求人情報の記載内容を見直す」(53.8%)、「これまでに使用していない採用サービスを活用する」(48.2%)、「自社採用ホームページを見直す」(40.5%)が並んだ。給与や福利厚生の内容を見直すことは「38.5%」にとどまり、4番目の位置につけている。

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