法改正の施行から1年、男性「育休取得」の状況は? 調査で判明...「収入減」「人手不足」などから、取得率は3割 「取得しづらい雰囲気」に変化を

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男性の育児参加...女性からの期待で多いのは「おむつ替え」「子供のお風呂」、そして「苦労や喜びの共有」!

(マイナビの作成)
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   また、育休中のパートナーに期待することを尋ねると、男性は「特にない」が「37.8%」で、2位は「子供の寝かしつけ」が「24.8%」、3位は「子どもに食事を食べさせる」が「24.3%」だった。

   対照的に、女性は「子供のおむつを替える」が「40.0%」、「子供をお風呂に入れる」が「39.3%」など、30%を超える回答がほとんどで、パートナーが育休中に家事育児へ参加することを強く求めているようだ。

   さらに女性は、「子育ての苦労や喜びを共有する」(37.8%)、「子育ての当事者意識を持つ」(33.0%)など、気持ちの寄り添いを求めているのも特徴的で、男女間の育休に対する意識の差が垣間見える結果になった。

(マイナビの作成)
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   最後にパートナーの育休への満足度を100点満点で表してもらった。

   すると、男性は平均「83.3点」、女性は平均「69.8点」で女性からの採点が厳しいことがわかる。

   女性から寄せられた、上の点数の理由については、

・昼間も自分の時間を持てないことをわかってくれたと思う。
・全部一緒にやってくれた。一生の思い出になった。
・夫が1人で、2人の子供を見られるようになった。私一人で背負わずに育児ができて負担が半減した。

   などポジティブな意見がある一方、

・育休中に資格取得のための勉強をすると言った。
・言えば(育児を)やるが、言わないとやらない。
・子どもの面倒と旦那の食事など負担が多かった。

   など、育児に対する男女の温度差を感じさせる回答も見られた。

   「マイナビ転職」編集長の荻田泰夫氏は以下のように総括した。

「育休周知が義務化されてから約1年。厚生労働省の調査でも男性の育休取得率は確実にあがっています。しかし、まだまだ取得ハードルが高いのも事実です。
『そもそも人手不足』『育児以前に自分の体調不良でも、休みを取りづらい』という意見も多いことが分かりました。
今後は、『前例がない』というハードルに加えて、『育休の間、誰が業務をフォローするか』という現場目線の対策が、企業に求められるようになるでしょう」
「また、調査では『育児にかかわらず休みを取りやすい環境であることがワーキングファーザー/マザーとしての働きやすさにつながる』という声も見られました。
育児以外にもさまざまなライフイベントが訪れる可能性は、長く勤めることを考えればすべての社員・労働者に不可避です。優秀な人材を逃さないために、あらゆる社員の変化に対応できる職場を作っていくことが、今後ますます重要になります」
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