「97%OFF!」など、価格が異常に安いのは偽サイトの典型
消費者庁ではこうアドバイスしている。
(1)有名ブランドだからといって、ロゴの有無だけで公式通販サイトであると判断するのは危険。偽サイトのURLは、公式通販サイトのURLと相当似せているものもあるので、今一度公式通販サイトのURLか確認する。
(2)会社概要に、本物の公式通販サイトの運営会社名を記載している偽サイトもあるため、会社名だけでなく連絡先(電話番号、メールアドレスなど)がしっかり表示されているか確認する。
(3)133万1000円の時計が3万9800円(97%OFF!)などと、価格が異常に安いのは偽サイトの典型的な手口。誘い込まれたサイト内で多くの商品が大幅な値引きで販売されている場合は要注意だ【写真5】。
(4)公式通販サイトは、消費者のニーズに応えるべく多様な支払い方法を用意しているのが一般的。クレジットカード決済のみなどと、限定的方法しか選択できない場合は、今一度サイト内を確認する。
(5)サイト内や返信メールなどの日本語が不自然な場合は、偽サイトを疑おう。
そして、消費者庁は最後にこう呼びかけている。
「近頃の偽サイトを見分けるのは高難度です。あの手この手の煽(あお)に熱くならず、落ち着いて慎重に確認しましょう。『スマホで見てると、小さすぎてわからないじゃないか!』というあなた。そうです。スマホの場合、表示領域やサイズの制約があるのでさらに慎重な確認が必要です」
(福田和郎)