オンラインセミナーが地元就職の追い風に! 57.9%は「影響ある」と回答
つぎに、地元就職を希望する学生に「セミナーの実施形式が参加申し込みに影響したことがある?」と尋ねてみると、「57.9%」の学生が「ある」と答えた。
詳細を見てみると「WEB参加可能だったのでエントリーすることにしたセミナーがある」学生は「45.0%」、「WEB参加不可(対面のみ)だったためにエントリーしなかったセミナーがある」学生は「24.6%」となった。
引き続き、Uターン就職希望者の就職活動の交通手段について集計してみると全体で一番多いのは「新幹線以外の鉄道」が「73.1%」、「地下鉄」が「57.0%」、「路線バス」が「36.7%」を占めた。
4番目に入った「新幹線」は「27.7%」となり、地域別でみると東北では新幹線の利用が「52.3%」となった。「飛行機(その他LCC)」は全体では「3.4%」となったが、北海道では「10.2%」、九州・沖縄では「9.7%」となった。
背景として同社は
「地域によっては費用の高い交通手段を用いて活動している学生が少なくないことが分かり、地元までの移動は金銭的にも大きな負担であることが見て取れる」
とまとめている。
最後に調査担当者は、以下のように総括している。
「Uターン就職を希望する学生にとってオンライン形式はセミナー申し込みの後押しになり情報収集において重要な手段になっていることが分かります。
コロナ禍での移動制限や感染対策を踏まえて普及したオンライン化ですが、コロナ禍が沈静化したあとも情報収集のしやすさという観点で重宝されているようです。
今後も対面・オンライン両方で情報発信するなど、学生が企業情報を知る手段を複数用意しておくことで、企業がより多くのUターン希望学生と接点を持つ機会に繋がりそうです」