転職エージェントとの「ちょうど良い」連絡頻度はどのくらい?
調査では、転職活動をした1175人に「ちょうど良いと感じる期間」を聞いたところ、36.9%の人が「2~3か月未満」で最も多かった。次いで、「1~2か月未満」が27.2%にのぼった。比較的短期間で転職活動をする人が多い傾向にあるようだ。
「3~4か月未満」と答えた人は13.6%。「1か月未満」11.1%、「4~5か月未満」10.0%と続いた。「その他」は1.2%だった。
さらに、転職期間が1か月未満の人にしぼり、「転職を急いで良かったか」を聞いたところ、48.2%が「良かった」、34.5%が「どちらかというと良かった」と回答。満足する人が8割を超える一方、「どちらかというと後悔した人」が10.8%、「後悔した人」が6.5%だった。
後悔した人を対象に、その理由を聞くと、最も多かったのは、「入社してみると思っていたのと雰囲気が違う職場だったから」(10人)。次いで、「業務時間に関する条件が、聞いていたものと実際のものに乖離があったから(残業が多いなど)」(5人)「転職してから、自分がやりたい仕事ではないと感じたから」(5人)となった。
いずれも、転職前と転職後で思っていた職場と違っていたことが主な原因となっている。
転職エージェントからの連絡頻度についても聞いた。調査によると、進捗状況の確認などの連絡は「数日に1回」がちょうど良いと感じる人が最も多く、36.4%にのぼった。次いで、「1日に1回」の22.3%、「1週間に1回」の20.3%が続いた。【図4参照】
ユニークキャリアは、
「転職エージェントに対して、電話がしつこいと感じる人がいることがわかっている。また、日々入れ替わる情報を得るために毎日連絡を取りたいという人も多い半面、反対にゆっくり転職先を探したい場合は『1週間に1回』の連絡でも十分と考える人もいると推測できる。転職エージェントに求めるサポートによって、ちょうど良いと感じる連絡の頻度は変わってくることが考えられる」
と推察している。
なお、「転職エージェントを利用して転職した人の割合に関する調査」は、実際に転職エージェントを利用した男女1223人を対象に、2023年4月3日~13日にインターネットで実施した。