優良なユーザー・顧客基盤はもっと活用できる
ハウテレビジョンは2019年4月24日に上場し、公開価格は1210円、初値は3745円でした。5月には4980円の高値をつけましたが、その後は2000円台に急落。2020年3月には一時1000円を割り込みました。
その後、1000円台を推移した後、2022年10月に5790円の上場来高値、2023年3月に4930円の年初来高値をつけ、現在は3000円台後半を推移しています。
新卒サービスの「外資就活ドットコム」、中途サービスの「Liiga」ともに、ハイクラス人材の就職・転職を支援するサービスであり、難関大生・卒業生のユーザー基盤、一流企業をクライアント基盤として有していることは、会社の大きな資産です。
さらに近年は理系学生の割合が高まっており、2020年卒の35%から2024年卒は43%に。従来マッチングを行ってきた外資系プロフェッショナルファームに加え、アメリカ西海岸の先端IT企業のソフトウェアエンジニアとしての需要が高まっているとのことです。
これに加えて、自社の顧客企業群に対してクロスセルが可能なサービスを保有している企業や、自社ユーザーに対してオンラインサービスを通じて「能力開発」の機会を提供している企業などを対象に、M&Aやアライアンスを積極的に検討するとのことです。(こたつ経営研究所)