コロナ「5類」移行で、人の移動が増え、追い風に
連休明けの5月8日にコロナの国内での感染症法上の分類が、季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行した。
特に航空業界では、帰国時にワクチン接種証明や陰性証明が必要なくなることから、「日本人がもっと動くことにつながる」(2日、赤坂祐二JAL社長)と期待が膨らむ。JR各社にも、国内の旅客増など追い風になりそうだ。
とはいえ、テレワークをはじめとする働き方の変革がどう展開していくか、運輸各社は読み切れずにいる。航空、鉄道とも、ビジネス客の動向がカギを握るとして注視しているが、このまま回復の道を順調に歩むのか、予断を許さない状況が続きそうだ。(ジャーナリスト 済田経夫)