好調な米国の経済指標から金利先高観強まり...ドルは堅調な動きか(5月8日~5月12日)【株と為替 今週のねらい目】

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外国為替市場 ドルはもみあいか 先週のFOMCでは0.25%の利上げ決まる

東京外国為替市場見通し(5月8日~12日)
ドル・円予想レンジ:1ドル=134円00銭~138円00銭

2023年5月5日(金)終値 1ドル=134円83銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルはもみあいか。

   前週のドル円相場は、ドルが小幅上昇した。FOMC(米連邦公開市場委員会)で0.25%の利上げを受け、ドルは一時1ドル=137円台半ばまで上昇。だが、米国の銀行経営破綻による金融システム危機を背景に、1ドル=133円台半ばまでドルが下落する局面があったものの、米国の市場予想を上回る経済指標を受け、ドルは1ドル=134円台後半まで回復した。

   今週のドル円相場は、ドルはもみあいとなりそうだ。

   目先、米国の金融システム危機に対する懸念は後退しており、好調な米国の経済指標により、金利先高観が出ていることから、ドルは堅調な動きが予想される。ただ、米国の金融システム危機は燻り続けており、ドルが一方的に上昇するような状況にはなく、予断を許さない状況だ。

◆国内外、今週発表予定の経済指標は?

   経済指標は、国内では8日に日銀金融政策決定会合議事要旨(3月9~10日開催分)、9日に3月毎月勤労統計、3月家計調査、10日に3月景気動向指数、11日に3月国際収支、日銀政策決定会合の主な意見(4月27~28日開催分)、4月景気ウォッチャー調査、12日オプションSQなどの発表が予定されている。

   海外では8日に米国の3月卸売物価指数、9日に中国の4月貿易収支、10日に米国の4月消費者物価指数、11日に中国の4月消費者物価指数、中国の4月生産者物価指数、米国の4月卸売物価指数などの発表が予定されている。

(鷲尾香一)

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