「荻窪駅」に「笹塚駅」なんと8位には「池袋駅」がランクイン
第4位は、JR中央線と東京メトロ・丸ノ内線が乗り入れる「荻窪駅」(杉並区)。平均家賃は7万7697円で、徒歩1分の便利な立地にある「東京荻窪天然温泉 なごみの湯」は「ロッキーサウナ」と、曜日によって塩サウナとしても利用可能な「ミストサウナ テルマーレ」がある。男性浴室のスチームサウナ「ボナサウナ」も人気という。
第5位は東京メトロ・東西線が走る「落合駅」(中野区)で、平均家賃は7万8919 円。駅の近くにある「松本湯」は、2021年にクラウドファンディングを利用してリニューアルオープンした大人気の銭湯だ。
第6位の京王線「笹塚駅」(渋谷区)の平均家賃は8万3969円)。サウナの本場フィンランド式の「iki サウナ」が導入されている「天空のアジト マルシンスパ」があり、第7位の京浜急行線「平和島駅」(大田区)の平均家賃は8万5947円で、高温サウナとストーンサウナが楽しめる「天然温泉平和島」がある。
第8位はJR線と東京メトロの複数の路線と西武鉄道、東武鉄道が乗り入れる「池袋駅」(豊島区)。平均家賃は8万6431円)。ドイツ式ロウリュともいえる「アウフグース」イベントも体験できる「タイムズ スパ・レスタ」と、オートロウリュ装置を備えた岩サウナやケロサウナ、薪ストーブサウナなど、個性豊かなサウナを楽しむことができる「サウナ&ホテル かるまる池袋」の2つの施設がある。
9万円台となる第9位の「錦糸町駅」(墨田区)は、JR総武線と東京メトロ・半蔵門線が走り、DJブースやビアバーも備えた大人気銭湯「黄金湯」がある。平均家賃は9万5455円。第10位はJR総武線と都営大江戸線が走る「両国駅」(墨田区)の9万8778円。本格フィンランド式サウナで1日複数回ロウリュサービスが提供される温浴施設「両国湯屋江戸遊」がある。
LIFULL HOME'S 総合研究所のチーフアナリスト、中山登志朗さんは、
「1位の『京王永山』は新宿から約 30 分というアクセスの良さながら、多摩ニュータウンの中心地で、もともと賃貸物件が豊富にあるため、賃料相場が割安に設定されています。2位の『北綾瀬』、3位の『船堀』は城東・城北エリアの代表的なベッドタウンで、こちらも都心へのアクセスが良いわりに賃貸物件が豊富です。同様に、墨田区内の『錦糸町』『両国』も穴場的エリアといえるでしょう。
また、都心近くの『笹塚』や『池袋』などは、コロナ禍の影響でこれまで都心から離れる人が増えたことで、賃料が比較的安価ですが、これからは都心への揺り戻しも始まる可能性があり、その意味では狙い目のエリアであるともいえます」
とコメントしている。