地方銀行のeラーニング、行員のモチベーション上がらず 約6割が「低い」と回答...業務に直結しないから?

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eラーニング「勤務時間外のみ」の受講が36.2%

   さらに、「あなたは、eラーニングをいつ受講していますか」(n=105)と聞いたところ、「勤務時間内のみ」と答えた人が35.2%、「勤務時間外のみ」と答えた人が36.2%だった。わずかだが、「勤務時間外のみ」に受講している行員が多かった。

   「どちらでも受講しており、勤務時間内のほうが多い」とした人は15.2%、「どちらでも受講しており、勤務時間外のほうが多い」が5.7%、「どちらも同じくらい受講している」は2.9%だった。「わからない/答えられない」は4.8%。【図4参照】

図4 あなたは、eラーニングをいつ受講していますか?(オンライン学習プラットフォーム「UMU(ユーム)」調べ)
図4 あなたは、eラーニングをいつ受講していますか?(オンライン学習プラットフォーム「UMU(ユーム)」調べ)

   ユームテクノロジージャパンによると、

「今回の調査では、eラーニングを受講している銀行員が、実務に直結する内容を学ぶことができておらず、eラーニングに対するモチベーションを高く保てていない実態が明らかとなりました。勤務時間外に受講しているケースでは、よりモチベーションが下がってしまったり、復習や振り返りに時間を割くことが難しくなったりします。勤務時間内に、より実務に則した内容を取り入れることが重要といえます」

   と、地方銀行で導入しているeラーニングの効果が思うように発揮できていたい実態が浮き彫りになったとみている。

   なお、調査は、eラーニングを導入している地方銀行に勤めており、総合職かつ一般社員として働き、eラーニングの受講対象者である銀行員を対象に、2023年4月17日~18日に実施。有効回答者数は105人。

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