約5割が「業務パフォーマンス向上に直結しない」
次に、「eラーニングでの学習は、自身の業務パフォーマンス向上に直結すると思いますか」(n=105)との問いには、「あまりそう思わない」と答えた人が34.3%、「まったくそう思わない」が11.4%で、パフォーマンスの向上に直結するとは「思わない」人は45.7%にのぼった。
半面、「非常にそう思う」は5.7%、「ややそう思う」と答えた人は48.6%だった。
前の質問項目で「あまりそう思わない」「まったくそう思わない」と答えた行員(n=48)に、「業務パフォーマンス向上に直結しないと思う理由を教えてください」(複数回答)と聞いたところ、「実務に直結したコンテンツがないから」が35.4%、「動画視聴中心で受講自体が受け身になっているから」が35.4%、「自分に必要ないコンテンツが多いから」が33.3%といった答えが3割を超えた。
また、「習得度・習熟度がわかりにくいから」と答えた人が22.9%、「会社から受講状況の確認がないから」が6.2%、「他の受講生への意見交換や質問ができないから」と答えた人も4.2%いた。「わからない/答えられない」は12.5%だった。【図2参照】
また、「あなたは、eラーニング受講の復習や振り返りを実施できていますか」(n=105)との問いに、「あまりできていない」と答えた人が50.4%、「まったくできていない」が24.8%と、じつに75.2%の人が「実施できていない」と答えていた。
「かなりできている」と答えた人は、わずか1.9%、「ややできている」も22.9%」だった。
「あまりできていない」「まったくできていない」と答えた行員(n=79)に、「eラーニング受講の復習や振り返りを実施できていない理由」(複数回答)を聞いたところ、「復習・振り返りする時間がないから」と答えた人は51.9%で、最も多かった。
次いで、「業務時間外で振り返りをしなければならないから」が29.1%、「モチベーションの維持が難しいから」が27.8%という結果となった。
「会社から強く推奨されないから」は12.7%、「復習・振り返りの方法がわからないから」が11.4%、「システムが使いにくいから」と答えた人も5.1%いたほか、「個人で他の学習を行っているから」も3.8%いた。「わからない/答えられない」は5.1%。【図3参照】