「偽物」が届く通販サイト、5つの「怪しい特徴」とは?
国民生活センターによると、「偽物」が届く通販サイトには次のような特徴があり、「少しでも怪しいと感じたら取引しない」よう呼びかけている【図表】。
(1)販売価格が大幅に値引きされている。
(2)通販サイトに記載されている日本語の字体、文章表現がおかしい。
(3)販売業者の名称(会社名)、住所、電話番号などの情報が通販サイトに表示されていない。表示されていても虚偽か、無関係の情報。(特定商取引法では、販売業者の名称、住所、電話番号などを通販サイトの広告に表示しなければならない)
(4)通販サイトで支払い方法が「代引き配達」しか選択できない。クレジットカード決済で注文したにもかかわらず、「代引き配達」に一方的に変更される。
(5)「代引き配達」の送り状で、「依頼人」が販売業者の名称(会社名、サイト名)とは異なっている。(送り状の『依頼人』の欄には、販売業者の名称(会社名、サイト名)が記載されておらず、『発送代行業者』の名称(会社名)が記載されていることがある)
「代引き配達」で宅配業者に代金を支払って受け取ってしまうと、後で商品が「偽物」だとわかっても宅配業者からの返金は困難だ。
そこで、国民生活センターではこうアドバイスしている。
(1)宅配業者に代金を支払う前に、送り状に記載されている『依頼人』の情報を確認し、注文した販売業者とは違う場合は代金を支払わず、受け取りを拒否する。
(2)受取人の同居の家族などが、受取人の代わりに受け取ってしまうケースもある。送り状の「依頼人」の情報を確認し、受取人が注文したものかどうか判断できない場合は、宅配業者にいったん荷物を持ち戻ってもらう。
(3)大手通販サイト(プラットフォーム)上の取引では、プラットフォームを介さない取引や支払いはしない。
(福田和郎)