偽の有名百貨店閉店セール、届いた財布は汚れていた
【事例3】有名百貨店の閉店セールをかたった偽通販サイトに、1万8000円の財布を注文してしまった
SNS上で有名百貨店が閉店セールをするので海外ブランド品が安く購入できるという広告を見て、通販サイトにアクセスした。通販サイトでは、海外の高級ブランドが通常価格より安く販売されており、財布を約1万8000円で購入することにした。
代引き配達で荷物が届き、宅配業者に代金を支払った。荷物を開封し、商品を確認すると、百貨店の包装紙はなく、ビニール袋に箱が入っており、中に財布が入っていた。もっとも、箱はつぶれ、財布は汚れており、材質も本物とは違っていたので偽物だと思った。通販サイトを探したが見つからなかった。インターネットで調べると、偽の百貨店の閉店セールが存在することを知った。(2022年5月・50歳代 女性)
【事例4】大手通販サイトに出店している販売業者に、クレジットカード払いで注文したのに、「代引き配達」で「偽物」が届いた
大手通販サイトに出店している販売業者に約3万3000円の腕時計をクレジットカード払いで注文した。その後、販売業者から「商品を送付したが、配送ミスで返送された。返金する」とのメールが届いた。しかし、代引き配達で荷物が届いたため、販売業者が支払い方法を変更したのだと思い、請求された約2万8000円を支払って受け取った。
荷物を開封すると、故障したブランド品の偽物の腕時計が入っていた。販売業者にメールで連絡したが、エラーになり連絡できなかった。大手通販サイトに相談したが、「当社を介する売買があったことを確認できない。対応できない」と言われた。クレジットカード会社に決済状況を確認すると、腕時計に関する決済は一切あがっていなかった。
代引き配達の送り状には、依頼主の住所と電話番号しか記載されておらず、当該住所に所在しているのは別の無関係の事業者で、当該電話番号は個人宅につながることを確認した。
詐欺にあったと思い、警察署に申し出たが、相談としてしか受け付けてもらえず、消費生活センターに相談するよう勧められた。約2万8000円を返金してほしい。(2022年9月・50歳代男性)