敦賀原発2号機、原子力規制委が審査中断 事業者・原電の申請書、誤り続発で 重なる不手際、原発を操る資格あるのか?

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   日本原子力発電・敦賀原子力発電所2号機(福井県)の再稼働に向けた安全審査で、原子力規制委員会が審査を中断した。審査の申請書のうち、原子炉直下の断層に関する部分に誤りが続発したことから、修正して8月末までに出し直すよう行政指導した。

   原電敦賀原発2号機は、まさにがけっぷちに追い込まれた。

  • 敦賀原発2号機、原子力規制委が審査中断へ(写真はイメージ)
    敦賀原発2号機、原子力規制委が審査中断へ(写真はイメージ)
  • 敦賀原発2号機、原子力規制委が審査中断へ(写真はイメージ)

西村経済産業相「ラストチャンスと思って対応を」

   原子力規制委が2023年4月18日行政指導を正式に決めた。事業者の日本原子力発電(原電)が申請書を出し直すまで、審査が中断することを意味する。

   規制委は5日の定例会で審査の中断する方針を決め、11日に原電の村松衛社長らと面談して、こうした意向を伝達。原電側も「申請内容について8月31日までに一部補正を行う」と表明していた。

   これについて、西村康稔経済産業相は18日の会見で「ラストチャンスと思って、緊張感を持って誠実に審査に対応していただきたい」と厳しい表情で述べた。原発推進役の経産相から「最後通牒」を突きつけられたかたちだ。

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