企業の人材獲得競争が過熱化! 初年度平均年収は、未経験者求人427.1万円、経験者求人517万円!

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昨年同期比で給与の増加が大きいのは「IT・通信」、「金融・保険」、「マスコミ・広告・デザイン」!

(マイナビの作成)
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   つぎに、正社員の平均初年度年収を業種別にみると、「IT・通信・インターネット」が最も高く521.4万円、次いで「金融・保険」が518.9万円、「不動産・建設・設備」が490.1万円となった。

   さらに、2022年平均と比較すると12業種中8業種で増加している。

   2022年平均と比較して増加額が最も高かったのは「金融・保険」で17.2万円増。次いで「IT・通信・インターネット」が7.6万円増、「マスコミ・広告・デザイン」は4.5万円増となった。

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   また、求人件数は2018年平均と比較しすべての業種で増加した。最も増加している業種は「環境・エネルギー」で「180.6%」、次いで「商社」「メーカー」で「167.4%」となった。

   業種別でみると、未経験者求人の割合が半数以上となったのは、12業種中11業種に上る。そのうち、未経験者求人割合が高い業種は「運輸・交通・物流・倉庫」で「84.4%」、「サービス・レジャー」「環境・エネルギー」「商社」でも8割を超えた。

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   未経験者求人割合をみると、最も増加した業種は「商社」で5.8ポイントの増加、次いで「環境・エネルギー」が5.2ポイントの増、「IT・通信・インターネット」が3.6ポイントの増となった。

   一方、未経験者求人が少ない業種は「IT・通信・インターネット」「金融・保険」「メーカー」だった。特に「金融・保険」は2022年平均から経験者求人が3.8ポイント増加した。

   なお、キャリアリサーチラボ研究員の朝比奈あかり氏は次のようにコメントしている。

「2023年1-3月は前年同時期に比べて求人件数が大幅に増加し、企業の採用意欲に高まりが見られました。未経験者求人の増加と平均初年度年収の増加がともに起こっていることから、企業は給与待遇改善をはじめとした人材への投資を進め、人材獲得競争が激化していると推察されます」
「特にこの傾向が見られる業種は『IT・通信・インターネット』で、人材獲得に積極的な企業が多いと考えられます。求職者は動いているものの、企業の採用意欲はそれ以上に高まっている傾向にあります。
そのため今後も企業の人材獲得競争は高まり、特に経験者の採用が難しくなると予想しています。
また、未経験者も即戦力に近い人材を獲得するために、人材要件の棚卸に注力する企業が増えていくと考えています」
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