菓子パンが売上高の3分の1。食パンは1割弱
山崎製パンの事業セグメントは「食品事業」と「流通事業」の2つですが、売上高の9割超を食品事業が占めています。なお、流通事業は「デイリーヤマザキ」などのコンビニエンスストア事業に加え、2021年12月期より「スーパーヤマザキ」を連結化しています。
有価証券報告書は、「食品事業」をさらに6つに区分しています。
・食パン:ロイヤルブレッド、超芳醇、ダブルソフト、モーニングスターなど
・菓子パン:ランチパック、ミニパン(薄皮)、主力菓子パン(あんぱん等)など
・和菓子:和生菓子、蒸しパン(北海道チーズ等)、焼菓子(月餅等)、中華まん
・洋菓子:チルドケーキ、シュークリーム、スイスロール、スナックケーキ
・調理パン・米飯類:サンドイッチ、弁当、おにぎり、麺類など
・製菓・米菓・その他商品類:ビスケット、スナック、煎餅
2022年12月期の売上高構成比(収益認識基準適用前)は、菓子パンが34.2%で最も大きく、次いで製菓・米菓・その他が16.9%。調理パン・米飯類の13.8%、洋菓子の13.1%、食パンの9.0%、和菓子の6.4%、流通事業の5.4%、その他事業の1.2%と続きます。
これらの事業を担うのは、山崎製パンと子会社51社および関連会社3社。グループ子会社には、不二家(東証プライム市場)やヤマザキビスケット、東ハト、ヴィ・ド・フランス、関連会社には、B-Rサーティワンアイスクリーム(東証スタンダード市場)といった有名企業も含まれています。
なお、山崎製パンは今年3月末に、神戸屋の主力事業である「包装パン」事業と「デリカ食品」事業の買収を完了しています。