日本のスマホ業界、ソフトバンクのユーザーが一番幸せ? 英調査会社が徹底分析「動画とゲーム体感が圧倒的魅力」「ほか3社にもそれぞれ得意分野」

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ダウンロードはドコモ、アップロードは楽天、ゲームはソフトバンクが独壇場

   まず、総合的評価では、前回(2022年4月)のレポートで「一貫した素晴らしい品質」で首位となったのはNTTドコモだったが、今回はソフトバンクが「一貫した素晴らしい品質」(87.4点)と「中核となる一貫した品質」(94.1点)の両方で優勝した【図表2】。これは、「日本で最も安定したモバイル・ネットワーク体験を享受しているのは、ソフトバンク・ユーザーということを意味する」という。

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(図表2)一貫した素晴らしい品質(Opensignalの調査)

   次に、個別の項目をみていくと――。

   動画再生などの「5G動画体感」は、ソフトバンク(78.6点)の単独首位だが、「全体の動画体感」は、統計的に同点(100点中72~72.4のスコア)でNTTドコモとソフトバンクがともに首位という評価だ【図表3】。ただし、「5G動画体感」では、「素晴らしい」(78点以上)と評価されたのはソフトバンクのみだった。

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(図表3)全体の動画(ビデオ)体感(Opensignalの調査)

   平均ダウンロード・スピードでは、NTTドコモの独走が目につく。NTTドコモは「全体のダウンロード・スピード体感」(52.8Mbps=メガビーピーエス)と「5Gダウンロード・スピード体感」(204Mbps)の両方で1位だ【図表4】。

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(図表4)5Gダウンロード・スピード体感(Opensignalの調査)

   一方、平均アップロード・スピードでは、楽天モバイルの強さが目立つ。「5Gアップロード・スピード体感」(29.5Mbps)と「全体のアップロード・スピード体感」(18.3Mbps)の両方で1位に。特に、「全体のアップロード・スピード」である18.3Mbpsは、2位ソフトバンク(9Mbps)の2倍以上の速度を誇る【図表5】。

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(図表5)全体のアップロード・スピード体感(Opensignalの調査)

   さて、「ゲーム体感」をみていくと、ソフトバンクの力が際立つ。「全体のゲーム体感」(82.3点)と「5Gゲーム体感」(89.1点)の両方で首位。特に、「5Gゲーム体感」では、「素晴らしい」(85点以上)の評価となり、ほぼ同点2位のauと楽天(82.4~83点)を大きく引き離した。4位のNTTドコモに至っては77.4点に沈んだ【図表6】。

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(図表6)5Gゲーム体感(Opensignalの調査)
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