経営者の5人に1人が子どもの頃の夢を叶えている! もしも子どもに戻っても「また経営者になりたい」

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   全国の中小企業経営者の5人に1人が、子どもの頃の夢を叶えて「経営者」になっていることが、エヌエヌ生命保険(東京都渋谷区)の調べでわかった。2023年4月27日に発表した

   また、経営者の23.0%が、もしも子どもに戻れるとしたら、また「経営者」になりたいと答え、最も多かった。

経営者の子どもの頃の夢は「経営者」だった

   調査によると、1031人の中小企業経営者に、「子どもの頃の夢は何ですか」と聞いたところ、最も多かったのは「経営者」の20.2%となった。全国の中小企業経営者の5人に1人が夢を叶えていることがわかった。【図1参照】

   子どものころの夢が「スポーツ選手」だった経営者は16.4%、会社員が6.7%、医療関係者の6.4%と続いた。

図1 子どもの頃の夢で最も多かったのは「経営者」の20.2%(エヌエヌ生命調べ)
図1 子どもの頃の夢で最も多かったのは「経営者」の20.2%(エヌエヌ生命調べ)

   年代別にみると、「経営者」の回答率が最も高かったのは50代で24.3%。次いで、30代の20.1%、40代の19.4%と続いた。

   また、60代は「運輸・航空関係者」(10.7%)が、20代は「料理人」(13.6%)が他の年代より高い結果となった。【図2参照】

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図2 「子どものころ経営者になりたかった」年代は50代が最多(エヌエヌ生命調べ)

   そして、「経営者になりたいと思ったのはいつからか」(n=1031)聞いたところ、「社会人になってから」が最も多く、56.5%を占めた。次いで、「大学生」が8.9%。「物心がついた頃から」と答えた経営者も7.8%いた。【図3参照】

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図3 経営者になりたいと思ったのは「社会人になってから」(エヌエヌ生命調べ)

   さらに、「経営者になりたいと思ったきっかけ」(n=1031)を聞いたところ、最も多かったのは「先代・親族・友人・知人に勧められた/頼まれた」の36.8%で、次いで「収入を増やしたかった」の27.4%、「周囲の経営者の影響」の20.6%と続いた。【図4参照】

   周囲の影響により経営者になることを選んだ人が多いことが浮き彫りになったが、「自身が経営者に向いていると思った」と答えた人も20.1%いた。

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図4 周囲の影響により経営者になることを選んだ人が多い(エヌエヌ生命調べ)

   これを年代別にみると、20代は「事業のアイデアを思いついた」が他年代と比べて高い22.4%、「収入を増やしたかった」は、20代と30代の若年層が他の年代と比べて5ポイント以上高いとの特徴があった。【図5参照】

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図5 「事業のアイデアが思いついた」20代は他の年代と比べて高かった(エヌエヌ生命調べ)

経営者になるために「会社経営に関する知識」を学んだ

   調査では、「経営者になるために準備したことや学んだこと」(n=1031)について聞いたところ、「会社経営に関する知識」と答えた経営者が37.3%で最も多かった。次いで「事業に関する知識」が33.2%、「経理・財務に関する知識」は31.5%だった。【図6参照】

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図6 「会社経営に関する知識」を学んだ経営者は37.3%(エヌエヌ生命調べ)

   「経営者になった時に、どのような夢や思いを持ったか」(n=1031)との問いには、46.4%の経営者が「売り上げ・利益の増加」と答え、最多。次いで、「自身の収入の増加」が41.3%、「働きやすい職場づくり」の29.2%と続いた。

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図7 経営者になった時に、どのような夢や思いを持ったか?(エヌエヌ生命調べ)

   また、「事業・組織の安定的な財政基盤の構築」と答えた経営者は21.0%、「従業員のやりがいの実現」が20.9%、「従業員の収入の増加」との答えも19.1%あった。【図7参照】

   これを年代別に回答の特徴をみると、20代と30代は「働きやすい職場づくり」が他年代と比べて多く、50代や60代と比べると10ポイント以上差があった。60代は「事業・組織の安定的な財政基盤の構築」が多かった。【図8参照】

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図8 「働きやすい職場づくり」20代と30代は他の年代と比べて多かった(エヌエヌ生命調べ)

もし子どもに戻れるとしても「また経営者になりたい」が最多 2位以下に「スポーツ選手」「公務員」「医療関係者」

   「夢や思いを達成するうえで課題や障壁になること」(n=1031)について聞いたところ、「会社経営に関する知識の少なさ」が32.6%で最も多く、次いで「社会情勢」の29.9%だった。「事業に関する知識の少なさ」が21.5%、「人事・労務に関する知識の少なさ」は19.7%、「取引先との人間関係」と答えた経営者は19.6%いた。

   一方で、「特にない」は26.7%と、3割近くに達した。【図9参照】

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図9 夢や思いを達成するうえで課題や障壁になることは「特にない」と答えた経営者は3割近くいた(エヌエヌ生命調べ)

   「経営者になるタイミングの自分に戻れるとしたら経営者になるか」との問い(n=1031)には、66.4%が「(経営者に)なる」と回答。半数以上が「また経営者になりたい」と思っていることがわかった。「(経営者に)ならない」と答えた経営者は33.6%だった。

   さらに、「もしも子どもに戻れるとしたら、何になりたいですか」(n=1031)と聞いたところ、「経営者」と答えた経営者は23.0%で最多だった。次いで、「スポーツ選手」が9.9%、「公務員」の9.6%、「医療関係者」が8.2%、「学者・研究者」の6.9%と続いた。

   第3位の「公務員」は、子どもの頃は1.9%だったのに対して、9.6%と7.7ポイントも増えていた。【図10参照】

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図10 もしも子どもに戻れるとしたら...?「公務員」になりたい経営者は9.6%(エヌエヌ生命調べ)

   これを年代別にみると、「公務員」は60代が他の年代と比べて多く14.1%、20代は少なく3.2%と、両者を比べると10ポイント以上差があった。【図11参照】

   また、芸能人やYouTuberなどのインフルエンサーは20代の回答率が他の年代と比べて多いという特徴があり、13.6%と2ケタを占める結果となった。

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図11 もしも子どもに戻れるとしたら...?年代別の結果(エヌエヌ生命調べ)

   なお、調査は日本全国の中小企業経営者(従業員300人未満の規模の会社経営者または従業員のいる自営業者)を対象に、2023年4月7日~11日にインターネットで実施した。 サンプル数は、1031人。

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