もし子どもに戻れるとしても「また経営者になりたい」が最多 2位以下に「スポーツ選手」「公務員」「医療関係者」
「夢や思いを達成するうえで課題や障壁になること」(n=1031)について聞いたところ、「会社経営に関する知識の少なさ」が32.6%で最も多く、次いで「社会情勢」の29.9%だった。「事業に関する知識の少なさ」が21.5%、「人事・労務に関する知識の少なさ」は19.7%、「取引先との人間関係」と答えた経営者は19.6%いた。
一方で、「特にない」は26.7%と、3割近くに達した。【図9参照】
「経営者になるタイミングの自分に戻れるとしたら経営者になるか」との問い(n=1031)には、66.4%が「(経営者に)なる」と回答。半数以上が「また経営者になりたい」と思っていることがわかった。「(経営者に)ならない」と答えた経営者は33.6%だった。
さらに、「もしも子どもに戻れるとしたら、何になりたいですか」(n=1031)と聞いたところ、「経営者」と答えた経営者は23.0%で最多だった。次いで、「スポーツ選手」が9.9%、「公務員」の9.6%、「医療関係者」が8.2%、「学者・研究者」の6.9%と続いた。
第3位の「公務員」は、子どもの頃は1.9%だったのに対して、9.6%と7.7ポイントも増えていた。【図10参照】
これを年代別にみると、「公務員」は60代が他の年代と比べて多く14.1%、20代は少なく3.2%と、両者を比べると10ポイント以上差があった。【図11参照】
また、芸能人やYouTuberなどのインフルエンサーは20代の回答率が他の年代と比べて多いという特徴があり、13.6%と2ケタを占める結果となった。
なお、調査は日本全国の中小企業経営者(従業員300人未満の規模の会社経営者または従業員のいる自営業者)を対象に、2023年4月7日~11日にインターネットで実施した。 サンプル数は、1031人。