「夫婦一緒に子どもを育てたい」20代の意識変化、調査からも浮き彫りに...「フラットな分担意識が女性を中心に高まっている」

20代男性の約5割と20代女性の7割が「出産育児関連の制度が整っている会社で働きたい」と回答

(博報堂の作成)
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   続いて、会社に対する希望として、「出産育児関連の制度が整っている会社で働きたい」とした全体の女性は「50.5%」に対して全体の男性は「36.1%」。

   他方で、20代女性は「70.7%」、20代男性は「49.6%」と若い年代では男女とも出産育児関連の環境が整った職場を希望する傾向があるようだ。

(博報堂の作成)
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   最後に結婚観・子育て観について。

   「結婚後、共働きでも家計を支える主体は男性のほうが良いと思う」は女性全体で「11.1%」、男性全体でも「9.9%」となった。男女ともに家計を支えていく意識があるようだ。

   また「家事や育児が分担できる相手と結婚したい」との回答は女性の「38.2%」が男性の「17.7%」を20ポイント以上上回った。

   特に20代女性では「44.4%」にまで上った。女性には家庭内役割に対するフラットな意識があるようだ。

   調査結果について同社では、

「今回の調査結果から、20代の若年男性の出産・育児への積極的な参加姿勢、職場の制度に対する意向や、ジェンダーに関わらず家事や子育てなどと仕事のワークライフバランスを求める兆しが見られました。
また、共働き世帯が増加したいま、家事育児へのフラットな分担意識が女性を中心に高まっている様子もうかがえました」

   と総括している。

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