「百貨店」利用者、年々減少傾向...半年に1回以上の人43.4%

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   最近、百貨店に行きましたか?

   マイボイスコム(東京都千代田区)が2023年4月14日に発表した「百貨店の利用に関するインターネット調査」によると、半年に1回百貨店を利用する人は「43.4%」で、月1回以上という人は「17.6%」という結果が出た。百貨店を利用する人が年々減少している実態が明らかになった。

   一方で、百貨店利用者が良くいく売り場は「スイーツ・デザート、お菓子類」が「51.9%」、「惣菜・お弁当、パン・ベーカリー」が「47.2%」と訪問する人の過半数がグルメを目的と、デパ地下の集客力はやはり強いようだ。

  • 自分へのご褒美に百貨店はいかが?(写真はイメージです)
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百貨店の利用目的で多いのは、やっぱりデパ地下!

   この調査は同社がアンケートモニター9705人にインターネット調査で調べたもの。調査時期は3月1日から3月5日までだった。

(マイボイスコム調べ)
(マイボイスコム調べ)

   結果を見てみると、半年に1回以上百貨店を利用する人は「43.4%」で2006年からの過去調査で見ても最も低い結果となった。また、月に1回以上利用する人は「17.6%」となった。一方で、「ほとんど行かない」が「46.7%」、「利用したことがない」が「10.0%」となり、合わせて「56.7%」がほとんど百貨店に行かない傾向となっている。

   百貨店の利用目的をみてみると、「デパ地下の食品売り場の利用」が利用者の「36.8%」、「手みやげや差し入れ、お土産などの購入」「お祝いの品や記念品、プレゼントの購入」「物産展やイベント・フェア開催時」がそれぞれ20%程度となった。

   属性を見てみると、「デパ地下の食品売り場の利用」「レストランやカフェなどの利用」は女性50代から70代で多く、「お中元・お歳暮の品の購入」は70代で高くなっている。

百貨店は「一人で行く」は55.3% 「スイーツ」「惣菜」「ベーカリー」...過半数が「グルメ」を楽しみに

(マイボイスコム調べ)
(マイボイスコム調べ)

   百貨店の利用者に、百貨店に誰と一緒に行くかを尋ねた。「一人で」が最多で「55.3%」となり、「配偶者」が「39.3%」、「自分の子ども」が「14.1%」でトップ3となった。

   属性別でみると、「一人で」は女性30代から70代が多く、「自分の母親」は若年層で高くなっているようだ。

   男性は年代が高いほど「配偶者」の比率が高い傾向となった。

(マイボイスコム調べ)
(マイボイスコム調べ)

   さらに、百貨店の利用者がよく行く売り場・場所を質問した。

   その結果、1位は「スイーツ・デザート、お菓子類」(51.9%)」、「惣菜・お弁当、パン・ベーカリー」(47.2%)、「生鮮食品・加工食品、飲料・酒類」(42.9%)という順番になった。

   なお、「化粧品、美容関連用品」は女性10代から30代で高くなっている。

   身近にあるとしたら最も利用してみたい百貨店を問いかけてみると、「タカシマヤ」「伊勢丹」が各10%ほど、「三越」「大丸」「阪急百貨店」が6~8%となった。

   北海道では「大丸」、中部は「タカシマヤ」、関東・北陸は「伊勢丹」、近畿は「阪急百貨店」がそれぞれ多くなっている。

   利用者に百貨店で楽しみにしていること(有効回答5257件)を聞いてみると、

・プレゼントを買う時に行きます。行けば何かしらいいものが見つかると思うので。(男性31歳)
・催事、イベントなどをやっているのを見るは楽しい。(男性45歳)
・バレンタインデーやクリスマスなどのイベント時の催事場は普段食べられないものを手にすることができるので楽しみにしている。(女性25歳)
・化粧品コーナーはキラキラしてて気持ちが高ぶる。(女性28歳)
・特別な物を購入する時に利用先として最初に浮かぶ。店員さんの話を聞いたり、目の前でラッピングをしてもらえる嬉しさがある。(女性33歳)

   などの声が上がっている。

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