スマホは便利だけど、「闇」の部分もある
「おそらく、『スマホ口臭』を定義したのは、私が初めてではないかと自負しています」と中城さんは言います。
「現在主流であるLTEの契約数は、2012年には230万であったのが2017年には1億219万と激増し、過去5年間で約44倍にも膨れ上がりました。スマホの登場により、私たちの生活習慣は一変しました。当初は、このデバイスをどのように活用すべきなのか、いまひとつわからない点も多々ありました」(中城さん)
「多くのアプリが提供され、現在ではタクシーの迎車、英会話の習得、予約管理、銀行振り込み、株取引、健康管理、動画配信など、スマホ1台で何でもできるようになりました。これらは、スマホが私たちの生活にもたらした『光』の部分と言えるでしょう。しかし同時に、スマホには『闇』の部分もあるのです」(同)
そのひとつが、「スマホ口臭」であると中城さんは言います。スマホの長時間使用によって、私たちの身体の構造と機能は変容し、じわじわと健康被害が出始めています。
スマホの闇の部分も理解したうえで、私たちの生活に役立てていかなければなりません。なぜ、スマホで口臭が発生するのか。本書にその理由と解決法が解説されています。(尾藤克之)