「年間400~500万円のコストアップした」(金属プレス製品製造)
電気料金について、企業からは、
「新電力会社との契約更新時に価格が2.5倍になるため、別の新電力会社を見つけて契約したが、年間400~500万円のコストアップした」(金属プレス製品製造)
「新電力会社が電力供給をやめ、大手電力会社に変更したが、電力料金は前期の2倍以上になった」(旅館)
「電気料金がここまで増額するとは想定していなかった。夜間工事等の場合は事務所の灯りを消灯するよう今後検討せざるを得ない状況になった」(舗装工事)
「電気使用量は88%まで下げているが、それでも電気料金は130%と伸長した」(スーパーストア)
「新電力会社と契約していたが、昨年9月に契約解除になり、セーフティネット(最終保障供給)の電力を使用しはじめて、大幅に電気料金が上がった」(建設機械・鉱山機械製造)
「電力自由化で域外の電力会社から割安な提案を受け切り替えたが、この1年で燃料費調整単価が上昇し、電気料金が3~4割増しになった。最終的に契約を打ち切られ、当月から選択の余地なく旧契約先に戻すが、直近の1.6倍以上、1年前の2倍以上の水準になった」(機械工具製造)
と、大手・新電力会社を問わず大幅に電気料金が上昇しているといった声が漏れる。その半面、
「昨年に駐車場の電灯のLED化やエアコンを入れ替えた結果として、使用量が減少し、電気料金の総額はほぼ変わらなかった」(鉄鋼卸売)
と、節電で使用量を削減したことが奏功。電気料金の総額を抑えられた企業もあった。