新品でも2、3万円のAndroidは、「どうせ買うなら新品で」
ところで、Androidスマホは、「にこスマ」の月間ランキングにはたびたび登場するが、今回、年間ランキングのベスト10にランクインしなかった。そこで、「にこスマ」ではAndroidスマホに限定した販売数年間ランキングも発表している(カッコ内は税込み平均販売価格、税込み新品発売時価格)。
1位らくらくスマートフォンmeF-03K(1976円、3万8880円)、2位XperiaXZ2(9327円、9万4608円)、3位XperiaXZ1Compact(6905円、7万7760円)、4位AQUOSsense2(6622円、2万9800円)といった案配だ【図表2】。
iPhoneと比べると、全体的に単価が低く、1万円前後で購入できる機種が人気の中心になっていることがわかる。Androidスマホは、新品でも2、3万円で購入できる機種があることから、新品価格の高いiPhoneに比べ、「どうせ買うなら新しいスマホを」という人が多いため、中古市場にランクインできなかった可能性があるようだ。
ICT市場専門のコンサルティング「MM総研」(東京都港区)によると、2021年度の中古スマホ販売台数は212万台(前年度比14.6%増)で、過去最高を記録した。中古スマホ市場は年々拡大しており、2026年度には342万台に達する見込みだという。
なお、「にこスマ」の調査は2022年4月1日~2023年3月14日、中古スマホ商品の販売実績を分析した。(福田和郎)