X世代の「お金の使い方」、Z世代とは微妙に違う結果に 「貯金・投資」にも意識の差

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Z世代とX世代の投資や貯金への意識の違いとは?

(エイチームライフデザイン/イーデス調べ)
(エイチームライフデザイン/イーデス調べ)
(エイチームライフデザイン/イーデス調べ)
(エイチームライフデザイン/イーデス調べ)

   最後の質問として「貯金や投資は行っているのか」、「行っている場合、どういった目的で実施しているのか」について聞いた。

   まずZ世代では「貯金のみしている」が「48%」、「どちらもしていない」が「24%」、「どちらもしている」が「16%」の順で多い結果になった。中でも、「貯金のみしている」が「48%」と半数近くを占めた。

   X世代の結果では、「貯金のみしている」が「35%」、「どちらもしている」は「30%」、「どちらもしていない」は「26%」と、貯金と投資のどちらも実施している割合がZ世代よりも高い結果となった。

   また「投資のみしている」(9%)と「どちらもしている」(30%)を合わせた「投資をしている人」の割合は、Z世代では28%に留まったが、X世代では39%に上った。年齢が上がるにつれ、投資をしている人の割合が高まるといえそうだ。

   目的について、投資や貯金の目的を聞いたところ、Z世代は「欲しいものを買う」(44.5%)、「旅行資金」(30.2%)、「老後資金」(29.7%)の順になった。

   X世代では「老後資金」(57.9%)、「欲しいものを買う」(27.1%)、「特に考えていない」(25.8%)の順で多くなった。

   同社では、

「Z世代という比較的若い世代でも老後資金への備えを一定数意識しているものの、欲しいものや旅行などを目的として貯金や投資を行っている人も見受けられます。よって、貯金や投資の期間は比較的短いと考えられます。
一方でX世代になると、老後資金への意識がより一層高まり、57.9%と半数以上を占めました。この先の老後に向けて、長期的に貯金や投資をする人も多い印象です」

   とコメントしている。

   また、同社では調査全体の総括として、スキラージャパンの伊藤亮太氏から、以下のようなコメントを得ている。

「X世代はどちらかと言えばまだ日本が良かった頃の状況を味わっている世代です。
そのため、お金を使う側面でも『どちらも意識しない』が25%とZ世代より高くなっており、これには『お金を楽しく使えればそれで良い』と言った発想があるのかもしれません。
なお、X世代は老後が迫ってきていますので、老後資金をメインに貯めようと考えるのもわかります。Z世代がまだまだ先にも関わらず、すでに老後資金を意識している点も印象的でした。
いずれにせよ、お金を貯められるときに計画的に貯め、投資も上手に活用しながら、人生100年時代を過ごせるようにしていくべきですね」
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