都道府県別の法人登録 登録率が高い「意外?」な県は...
2023年3月末の法人登録数や登録率(いずれも、総務省「2016年 経済センサス」に基づく)を都道府県別にみると、登録数のトップは、東京都の34万5480件。
次いで、大阪府の15万4446件、神奈川県の10万8611件、愛知県の10万7453件の4都府県が10万件を上回った。5位は埼玉県の8万6851件。【図表2参照】
登録数が最も少ないのは、鳥取県の6767件。次いで、島根県の8262件、高知県の8461件、佐賀県の8739件の4県が1万件を下回り、徳島県の1万202件で5番目に少なかった。
登録率は、東京都が127.1%で最も高かった。次いで大阪府の110.5%、3位は千葉県の101.0%、4位は福岡県の100.8%、5位は沖縄県の99.6%だった。
一方、登録率の最低は、島根県の73.7%で、秋田県の76.3%、山形県の76.5%、新潟県の78.2%、山口県の78.6%と続いた。さらに、長崎県(78.8%)や鳥取県(79.1%)、佐賀県(79.5%)の地方8県が80%を下回り、登録率が伸び悩んでいる。
また、国外に本社を構える企業の登録数は1324件だった。
東京商工リサーチは、登録数が法人数を上回った都府県は、分子の法人数が統計時点より新設された法人、個人企業から法人化した企業が増えたためとみている。