次世代EV開発の専門組織を新設 環境車の「全方位戦略」は継承
全社でEV推進に向けた事業体制整備にも乗り出し、次世代EVを開発する専門組織を新設するとともに、生産体制も刷新する。
たとえば、bZ4Xは車台(プラットホーム)をハイブリッド車(HV)やプラグインハイブリッド車(PHV)と共有化できる仕様にしているが、EV専用車台として生産・開発の効率化を目指すことになるとみられる。
社長交代発表後の23年2月、佐藤氏は会見で「EVファーストの発想で事業のあり方を大きく変えていく」と述べた。
ただ、4月7日の説明会では、内燃機関やHV、燃料電池車(FCV)、水素エンジン車も重視する「全方位戦略」を継承する考えも改めて確認している。全方位の中でのEV強化ということでは、従来方針通りということになる。