主戦場・米国では25年にSUVタイプEV生産開始、26年に20万台の生産体制、電池工場も新設
もっとも、この数字はかなり意欲的だ。
単純計算で販売台数を4年で60倍に増やすことになり、現在のトップメーカーであるテスラに匹敵する規模と考えれば、目標の大きさがわかる。
そのために、今回、佐藤社長は「2026年までに新たに10モデルを投入」と表明し、現在のEV専用3車種から大きく増やす考えを示した。中国では24年に現地開発で2車種を加え、新興国でピックアップトラックや小型EVを出すなど、現地のニーズに対応する方針だ。
なかでも主戦場になる米国では、ケンタッキー州の主力工場を改修し、スポーツ用多目的車(SUV)のEVの生産を25年から始め、26年には20万台の生産体制を目指しているとされる。電池工場も新設する計画だ。