先週の日経平均株価は一時2万8500円に回復も、相場押し上げ材料は乏しく...戻り売りある?(4月17日~4月21日)【株と為替 今週のねらい目】

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外国為替市場 底堅い動きか 日米の金利差がドルの下支え要因に

東京外国為替市場見通し(4月17日~21日)
ドル・円予想レンジ:1ドル=132円00銭~134円50銭

2023年4月14日(金)終値 1ドル=133円77銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、底堅い動きか。

   前週のドル円相場は、ドルが上昇した。米国の景気後退懸念が薄れたことに加え、「年内にあと1回の利上げが妥当」との要人発言を受け、ドルは一時1ドル=134円前半まで上昇した。

   今週のドル円相場は、底堅い動きとなりそうだ。

   米国の経済指標はインフレが鎮静化しつつあることを示唆しているが、同時に景気後退懸念にもつながっている。積極的なドル買い材料が見当たらない中で、植田日銀新総裁が初めての記者会見で金融緩和姿勢を維持する姿勢を示したことで、日米の金利差がドルの下支え要因となりそうだ。引き続き、米国の経済指標には注意したい。

◆国内外、今週発表予定の経済指標は?

   経済指標は、国内では19日に2月鉱工業生産確報値、20日に3月貿易収支、21日に3月全国消費者物価指数などの発表が予定されている。

   海外では18日に中国の1-3月期GDP(国内総生産)、中国の3月鉱工業生産、中国の3月小売売上高、米国の3月住宅着工件数、21日に米国の4月製造業PMIなどの発表が予定されている。

(鷲尾香一)

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