ビジネスパーソンにとって30代、40代は、上司もいて、部下もいて、あるいは周囲の活躍も気になって...という悩み多き世代ではないでしょうか。
当コラム「その仕事の悩み、こんなふうに考えてみよう。」では、キャリアや生活にまつわる悩みに、組織や人材開発、コーチングに詳しい「ひろ子ママ」が、アドバイスやエールをお送りしていきます。
◆きょうのお悩み
きょうはIさんが、こんな悩みを抱えて、いらっしゃいました。
このご時世、「節約」という言葉はトレンドのようにずっと続いていますよね。「いつまで節約続ければいいのか」と感じつつも、値上げの嵐で支出が増えるので「もっと節約しなければやっていけない」とも感じています。我慢して節約するっていうのはあまり好きではないんですよね。ストレスなく節約できるのが理想なんですけど......。
「なんとなく」を意識して減らしてみる
これまでも節約してきたので、もうこれ以上、「節約できる」こと・ものがないと感じている人も多いでしょう。「これ以上の節約は、何かを我慢するしかない」「これ以上節約したら、楽しめなくなってしまう」など、「節約」=「ストレス」という感覚に近いのかもしれないですね。
そこで、日々の「なんとなく」を減らして「節約」につなげてみましょう。日々の「なんとなく」とは、以下のようなもの。
・お腹がすいたからコンビニに寄ってしまった
・おいしそうだったからお菓子を買ってしまった
・旅行に行ったから誰かにあげようとお土産を多めに買ってしまった
・セール品をみてとりあえず買ってしまった
・仕事で疲れたから食べたいものがないけど外食した
これらの「なんとなく」は、もともと「欲しい」ものではなく、「なくてもいいもの」ではないでしょうか。対策することで「なんとなく」は減らせます。
たとえば、こんなふうに考えてみましょう。
・購入する予定はなかったけどお腹がすいたからコンビニに寄ってしまった
→お腹がすいた時はコンビニに寄らずにまっすぐ家に帰る
・おいしそうだったからお菓子を買ってしまった
→買い物リストを作って、それ以外のものは買わない。厳しさだけでなく、週1回お菓子は○個までと取り決めをして購入する
・旅行に行った際に念の為、お土産を多めに買ってしまった
→いつも余ってしまうなら多めに買わない。お付き合いのためという理由だったら思い切って買わないという選択もあり
・セール品をみてとりあえず買ってしまった
→本当に必要なものなのか、購入前に考えてみる
・仕事で疲れたから食べたいものがないけど外食した
→おかず、ご飯を多めに作って冷凍保存しておく
なくても困らないものなのでこの「なんとなく」を減らすとストレスなく節約につながると思います。外食を辞めるのではなく、「本当に食べたい料理を食べる」「もともと外食をしようと決めていたタイミングでいく」などの方が満足度も高まりますよね。