日本国内では「貯蓄から投資へ」という流れがおこっているが、投資をするにあたって、証券会社はどのような基準で選んでいるのだろうか?
インベスメントブリッジ(東京都新宿区)は2023年4月5日に独自調査「2023年 人気の証券会社」を発表した。結果をみると、回答者の過半数が「SBI証券」と「楽天証券」を使っていることがわかった。
また、初心者におすすめする証券会社では「SBI証券」「楽天証券」「マネックス証券」がトップ3を占める結果となった。
19歳以下~60歳未満でSBI証券が1位に! 60歳以上では、大手対面証券が伸びる
この調査は2023年3月21日から26日まで、同社の運営するポータルサイト「ブリッジサロン」のメルマガ会員、メディア「いろはに投資」のLINEに登録しているユーザー286人を対象にアンケート調査を行った。
はじめに現在利用している証券会社について聞いてみると、最も利用されている証券会社は「SBI証券」で「65.0%」だった。
ついで、第2位は「楽天証券」で「52.1%」と、投資家の半数が利用していることが分かった。やや差があって第3位は野村證券(24.5%)という結果になった。
同社では
「上記2社とも昨年調査より利用率が上昇しており、ネット証券が年々普及している様子が伺えます」
とコメントしている。
また、利用している証券会社を年代別に見てみると、50代以下と60代以上ではラインアップが大きく変わっているようだ。
50代以下はネット証券の利用者が多く、60代以上になると「野村證券」など大手対面証券の利用者が多くなる傾向があった。
特に、スマホ証券とも呼ばれる「LINE証券」や「PayPay証券」が若年層中心に浸透しているようだ。
同社は
「実際、若年層の読者が中心の『いろはに投資』でも『SBI証券』や『楽天証券』、『PayPay証券』や『LINE証券』などに関連した記事が多く読まれる傾向があります」
と分析した。