社長の最終面接で「他の就活やめれば内定出す」
今回の政府の「オワハラ」防止の徹底策について、ヤフーニュースコメント欄ではさまざまな意見が相次いでいる。
「オワハラ」体験者からはこんな実態が寄せられた。
「第一希望ではなかった中小企業の最終面接は社長・副社長面接で、一言目に『他の就活をやめてうちに決めるなら内定を出す、続けるなら出さない』と言われました。第一希望は大手で選考はまだ始まっていなかったのですが、人事担当の方に話していたので、社長はもちろん知っていて、後はひたすらその会社や職種に対する悪口を聞かされました。
人事担当の方は、親身に話を聞いて相談にも乗ってくれ、気持ちも傾きかけたのですが、最後の最後に社長の手によって最悪な印象の会社になり、やめようと思いました。しかも、終わった後、人事の方が『本当は、社長はいい人なんだけど』とかフォローしていて、社長が一番迷惑かけているジャン、と...」
「2020年卒ですが、当時からありました。最終面接は東京本社で行いますと言われ、そうなんかーと思っていると、最終面接の時には受けている企業全部を辞退することが条件にされていました。働き方も正直不安視していた中でこの指示だったので、むしろそちらを辞退させてくださいというと、1時間くらい説得の時間。
時間もったいないし、聞いている感じが価値観合わないので、『たぶんミスマッチになりそうだと思いますので、辞退します』と強く言って、やっと辞退できました。気になっていた企業で、良くしてくれる社員さんばっかりだったので、悲しかったです」
「私も役員との最終面接で、『合格は、合格後直ぐに内定承諾書にサインし、入社を決めて頂くことが条件です』と言われ、やる気をなくした。最終面接はやる気なさそうにテキトーにやり、落ちた。業界では結構な大手企業で、始まる前に人事担当の方が来て、『今年、書類選考は約1000通来ましたが、最終面接まで残っているのは3分の1もいないです。ここからさらに絞り込みますが、ここまで残っているだけでも優秀な証拠なのですよ。大手企業一歩手前くらいの会社なら、皆さんなら内定が取れます。自信を持ってください』と言われた時は嬉しかったが、直ぐに入社が条件は納得できなかった」
などと、人事担当者がいい人ばかりだっただけに、会社の姿勢に失望の念を抱いた人が多かった。