物流業界の「2024年問題」3社に1社がDX推進の実情 管理職より現場の期待高く...「生産性向上」「人手不足解消」に

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導入したDXツール...最多は、予約受付システムなどの「倉庫のデジタル化」

   また、どのような物流DXのツールを取り入れるかについての質問では、一番導入率が高いのが予約受付システムなどの「倉庫のデジタル化」(32.8%)となった。次いで、ピッキング自動化などの「倉庫の自動化・機械化」が「28.5%」で次に高く、動態管理システム、点呼システム、配車支援システムの「配送のデジタル化」は「21.3%」となった。

   他方で、「1年以内に導入を検討している」のグラフをみると、「配送のデジタル化」が「15.4%」で期待の高さがうかがえる。

(Hacobuの作成)
(Hacobuの作成)

   さらに、物流DXに期待することでは、生産性の向上が一般社員で「31.6%」、管理職以上で「42.0%」と一番高くなった。

   つぎに「人手不足の解消」が一般社員で「25.3%」、管理職以上で「23.6%」、「データの活用・可視化」が一般社員で「29.1%」、管理職以上で「18.4%」となり、DXへの期待感は管理職以上よりも一般社員の方が高くなっているそうだ。

   なお、この調査は2023年1月25日から2月7日まで、インターネット調査で実施。調査対象は荷主企業、物流事業者の経営・事業部・物流センターとして、253人に聞いた。有効回答社数は218社(AGCロジスティクス、F-LINE、江崎グリコ、花王、カネカ、キヤノン、キリンビバレッジ、JFE物流、豊田通商、ナイキジャパン、Mizkan、LIXIL物流ほか)などの企業が並んだ。

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