中高年の「リターンライダー」も追い風だったが、コロナ明けでどうなる?
ちなみにバイク王は、1998年にバイク買取専門店の総合コンサルティング事業を目的として、アイケイコーポレーションとして設立。その後、バイク買取事業を本格展開し、2004年には「バイク王」のテレビCMを開始した。
2012年に現社名に改称した。仕入れた中古バイクは整備を施してバイク販売店に卸売り、または自社店舗やネットを通じて個人向けに販売する。
近年では、1960~1990年ごろにバイクブームを経験した中高年が「リターンライダー」として再び当時のバイクを購入するケースが増える、という追い風も吹いた。だが、利益面では足元、急ブレーキがかかっているようだ。
コロナ禍が収束することも逆風になりかねず、株価は下値を追う可能性もある。(ジャーナリスト 済田経夫)