10日は植田・日銀新総裁の就任会見...「異次元」金融緩和の修正、どうなる?(4月10日~4月14日)【株と為替 今週のねらい目】

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外国為替市場 ドルの上値が重い展開か リスク回避のドル売りに傾きやすい状況

東京外国為替市場見通し(4月10日~14日)
ドル・円予想レンジ:1ドル=130円00銭~133円50銭

2023年4月7日(金)終値 1ドル=132円13銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルの上値が重い展開か。

   前週のドル円相場は、ドルが下落した。週初はドル買い・円売りの動きからドルは一時、1ドル=133円台後半までドル高に振れた。だが、米国の経済指標が市場予想を下まわると、リスク回避のドル売りから、ドルは一時、1ドル=130円代半ばまで下落した。

   今週のドル円相場は、ドルの上値が重い展開となりそうだ。

   米国の景気後退懸念が強まっており、リスク回避のドル売りに傾きやすい状況となっている。今週は米国の重要な経済指標の発表が相次ぐため、その結果次第では、ドルが売りこまれる可能性もありそうだ。さらに、米国の先行きの金融政策に対して、利上げ停止観測が強まる可能性もあり、注意が必要だ。

◆国内外、今週発表予定の経済指標は?

   経済指標は、国内では10日に3月景気ウォッチャー調査、2月国際収支、植田日銀新総裁の就任会見、11日に2月工作機械受注、12日に3月企業物価指数、2月機械受注、14日に4月限オプション取引の特別清算指数(SQ)などの発表が予定されている。

   海外では11日に中国の3月消費者物価指数、12日に米国の3月消費者物価指数、米FOMC(連邦公開市場委員会)議事要旨(3月21~22日開催分)、13日に中国の3月貿易収支、米国の3月卸売物価指数、14日に米国の3月鉱工業生産、米国の小売売上高などの発表が予定されている。

(鷲尾香一)

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