実質金利の上昇「1.5%まで」なら...
また、変動金利型を選ぶ予定の人に「実質金利が何%までであれば『変動金利』を選ぶか?」について聞いたところ、「1%まで」と答えた人が37.7%と最も多かった。【図3参照】
「1.5%まで」と答えた人は20.0%、「2%まで」が18.5%と続いた。「わからない」も13.1%いた。
中山登志朗さんは、
「現状の住宅ローンの変動金利は平均0.4%台で安定的に推移していますが、過半数の人が上昇幅を『1.5%まで』しか許容できないという意向を示したことは、それだけ返済計画をギリギリで検討されているユーザーが多いことを示しています。住宅ローンは元本の金額も相応に大きく、返済期間も長期間にわたることが多いので、その意味でも返済額に相応の余裕が必要になります。返済計画に余裕のできた時は繰り上げ返済するのも有効な手段です」
と、アドバイスする。
なお、調査は全国で3年以内に住宅購入の予定がある人を対象に、2023年3月10日~13日にインターネットで実施した。有効回答数は、656人。