入社式「心を震わす社長の挨拶」はコレ! 会社ウォッチ編集部が独断で選ぶ珠玉の言葉の数々【4:AI時代、人間らしく働く編】

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

世界から食品ロスをなくす畑入社式、「心を震わす」新入社員の挨拶

   このようなAI時代に、真逆の入社式を行なった会社がある。

   世界から食品ロスをなくすことを使命に、食品のサブスクリプションサービスを提供しているオイシックス・ラ・大地(東京都品川区、高島宏平社長)だ。なんと、群馬県昭和村にある提携産地の畑の中で行なったのだ。

   新入社員29人に「オフィス」で働く前に、産地の苦労・工夫・農家の想い、そして畑や野菜に触れる喜びを知ってもらおうと、スコップと長靴姿で「食の現場」を入社初日に体感させたのだ。29人は、なんと畑の中から自分の入社証書を掘り起こして「収穫」したあと、入社への想いをトマトの苗に込めて植えた。

   ここは「入社式・心を震わす挨拶」シリーズの締めとして、オイシックス・ラ・大地の新入社員たちの汗と泥まみれの声を紹介したい。

畑の中で入社式を行なったオイシックス・ラ・大地の新入社員29人(同社プレスリリースより)
畑の中で入社式を行なったオイシックス・ラ・大地の新入社員29人(同社プレスリリースより)
Tさん「もともと大学でデザインを学んでいました。食×デザインの道で就職先を探していたときに、オイシックス・ラ・大地に巡り合いました。これから先は、WEBサイトを通じて『美味しい』『食べてみたい』と思っていただけるようなデザインをすることで、まだオイシックス・ラ・大地を知らない人にも使っていただけるような仕事をしていきたいと思います」(女性)
Wさん「大学で教育学部を専攻しており、教育実習などに行く中で、子供の食育環境を変えたいという思いがありました。教育現場で食育をするのも大切だが、家庭で食育ができることが望ましいと思い、親の食への意識を変えることが必要だと思い、色んな方向からアプローチできるオイシックス・ラ・大地に入社を決めました。一人ひとりの食の時間が楽しくなり、食への意識が少しでも変えられるような仕事にチャレンジしていきたいと思います」(女性)
Sさん「ホテルのウェディングのアルバイトをしていたときに、捨てられる食品をみて、食品ロスに課題感を持ちました。また、親が栄養士だったこともあり、小さなことから食に関心があり、幅広く食に携われるオイシックス・ラ・大地に入社しました。これからは、商品開発などを通じて、新しい食体験をしていただけるような仕事にチャレンジしていきたいと思っています」(女性)

(福田和郎)

2023年度「心を震わす社長の挨拶」シリーズ
入社式「心を震わす社長の挨拶」はコレ! 会社ウォッチ編集部が独断で選ぶ珠玉の言葉の数々【1:ビジネスで大切なこと編】
入社式「心を震わす社長の挨拶」はコレ! 会社ウォッチ編集部が独断で選ぶ珠玉の言葉の数々【2:熱き志で人々と社会に尽くす編】
入社式「心を震わす社長の挨拶」はコレ! 会社ウォッチ編集部が独断で選ぶ珠玉の言葉の数々【3:仕事と人生に哲学を持とう編】
入社式「心を震わす社長の挨拶」はコレ! 会社ウォッチ編集部が独断で選ぶ珠玉の言葉の数々【4:AI時代、人間らしく働く編】

姉妹サイト